2007年02月23日(金) |
金属の盗難をちゃんと取り締まれ! |
携帯用URL
| |
|
銅や亜鉛、アルミなどの金属相場が高騰してる余波で、その金属を盗んでは業者に転売する連中が増えている。アルミ製の門扉を盗んだり、半鐘を盗んだり、資材置き場の鉄板を盗んだりととにかく、盗めそうなものはなんでもという感じなのである。銅線泥棒によって高圧線が盗まれて停電になるという事態も起きている。こうして盗まれたものはどこに持ち込まれるのだろうか。今のような盗まれっぱなしという状況をストップさせるためにはどうすればいいのか。
オレは金属買取業者への立ち入り検査と、盗品売買に関わっていれば即逮捕という厳しい対応こそが必要だと思っている。買取業者はおそらく持ち込まれたモノを見た瞬間にそれが盗品であるかどうかわかっているはずなのだ。それでも買い取るのはそれが商売になるからである。犯罪防止のためには、罰則があまりに重くて盗品の買い取りが引き合わないようにするしかないのだ。
中には盗品がいきなり船積みされて外国に運ばれてしまう場合もあるだろう。そうしたルートを取り締まるのにどんな方法がよいのかオレは思いつかないのだが、少なくとも国内の分は何とか阻止できるはずである。なぜ警察は動かないのか。
大量の金属が盗まれたことが分かった時点で、それを買い取る可能性のある業者にすぐに連絡して、該当物の持ち込みがあったかどうかを確認すれば済むだけのことじゃないか。なぜ盗まれたという報道は多いのに、犯人グループが捕まったという報道がほとんどないのか。おそらく買取業者がこの窃盗をやらせているからである。盗む方はどんなものが高価に取引されているのか分かっていないことも多い。おそらく「○○を盗め」というリクエストに応えて盗んで来ているはずだ。そして例えば「マンホール一枚1000円」などというふうに「何を盗めばどれだけ儲かるか」という情報も伝えられているような気がするのである。
盗品が持ち込まれた時点での警察への通報、そして買取時の身分証の確認を徹底すればこんな情けない犯罪はたちまち撲滅できるはずである。売り手と買い手がどちらも盗っ人の側に立つ者達だからこそ、こんなことが起きるのだ。収穫前の果物や畑の作物を盗んだり、公共の場所にあるマンホールを盗んだりする行為は明らかに「民度の低さ」ゆえの犯罪という気がする。これがあの民度の低い国ならば「盗まれるようなところに置いているおまえが悪い」ということになるわけだが、残念ながらここは日本なのである。財布を拾ったら交番に届ける国なのだ。「道に落ちているものは誰のモノでもない」と勝手に判断して何でも盗んでしまうようなひどい国と同じにはなって欲しくないのだ。
日本が世界に誇れるモノとは決してすぐれた工業製品ではなく、公共心と正しいモラルを身につけた一人一人の国民の姿であるとオレは信じたいのである。日本があの泥棒大国と同じ盗っ人の国になってしまうなんてオレには耐えられないのである。そんなことをオレは断じて許したくないのである。だからきちっと買取業者や盗っ人どもを取り調べ、買取業者は決して善意の第三者ではなく犯罪の構成要員であるという認識を持って欲しいのである。
←現在の順位を知りたい人はクリックしてみましょう!