2006年11月15日(水) |
タダでコピーができるのか! |
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11月11日の日記に関して、感想掲示板での議論が活発です。ぜひ感想掲示板をごらんになってみてください。
関西には一台もなかったので全くオレは気がつかなかったのだが、なんと首都圏の大学には無料でコピーができるコピー機「タダコピ」が設置されてるというのだ。A4サイズに限定されてるが、用紙の裏面にカラフルな広告が印刷されていて、そのかわりにコピー代が無料なのだという。設置されてる場所が大学ということで、学生向けのさまざまな企業広告が印刷された用紙(ちゃんと裏写りしない厚めの用紙になってるらしい)がコピー機に入っていて、無料でじゃんじゃんコピーできるというのだ。
4月に慶応大学に登場したのがその第一号で今では首都圏の9大学に設置されていて大好評であるとか。ケチな人間の多い関西ならもっと爆発的に人気が出るだろう。この無料コピーを仕掛けたのは、慶応大や中央大などの学生5人が立ち上げた「株式会社オーシャナイズ」である。昨年秋に都内で開かれた起業家コンテストでこのアイデアを披露したところ優勝したので会社を立ち上げ、4月に「タダコピ」の商標で慶応大学に設置したのだという。
1枚10円程度のコピー代に対して、企業は広告チラシ1枚あたり10円の広告料を払えるならば採算は合うことになる。広告の中味は「お部屋探し!」「学生アルバイト募集」などの大学生向けのものがほとんどで、ターゲットを絞った広告が打てるので企業にとってもメリットが大きい。広告掲載は月ごとの契約で、10月には19社と契約して28万枚を用意していたという。用意された広告付きの用紙がなくなれば「用紙切れ」にして機械を停止させればいいだけのことである。
この「タダコピ」のすぐれた点は、学生にとってコピーされるものは必要なものであるということだ。街角で配られてすぐに捨てられるビラなどよりもはるかに長時間学生の手元に置いてもらえるという点で、このタダコピは広告の効果を増すのである。現在この「タダコピ」は慶応大や一橋大のほか、東大や早大、法政大など首都圏の9大学に17台が置かれているとか。中には1カ月で約5万枚もの利用があった大学もあるという。うれしいことに年度内には関西圏の私立大学への設置も視野に入れているという。関西にこういうコピー機が登場すればおそらく学生が殺到するだろう。ぜひとも第一号は京都大学に導入して、オレの後輩たちを救ってやって欲しいものである。コピー機の設置場所によって広告のターゲットを変えて行けばかなりの効果が上がるはずである。
今は大学構内ばかりだが、いずれコンビニにも登場することになるだろう。コンビニの場合は広告の効果が若干下がりそうなので、広告料を企業から受け取りつつもコピー代を一枚5円程度とって、コピー機使用者と企業の双方から収益を上げるというモデルも考えられる。考えたら無料でもらえるものは街にいくらでもある。駅前に行けば武富士のお姉ちゃんがティッシュを配っている。オレはサラ金を使うことなど全くないがティッシュだけはちゃっかりもらうことにしている。さてこの「タダコピ」、定着させるには広告主の確保が急務だが、関西にも早く登場して欲しいものである。
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