2006年11月13日(月) |
ヤフオク転売を取り締まれ! |
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11月11日朝「プレイステーション3(PS3)」の販売が全国一斉に始まった。延期を重ねていただけに待ちくたびれたファンが殺到してどこも行列になったのだが、この行列に大量のバイトの並び屋を参加させて大量に買い占めた集団があった。福岡市の「ヨドバシカメラ・マルチメディア博多店」に割り当てられた販売台数は200台しかなかったが、そこには前夜から約400人が押しかけた。その大半は中国人とみられ、7:00の販売開始ととも集団で入店して、怪しい男性に指示されるままにPS3を次々に購入し、そのPS3を袋に入れたままその怪しい男性に渡してアルバイト代とみられる金を受け取って立ち去っていったという。約1時間でPS3は売り切れ、その怪しい男はクルマに大量のPS3を積み込んで立ち去った。
そうやって大量に購入されたPS3はどうなったのだろうか。この大量購入と関連があるのかどうかはわからないが、ヤフオクには発売後すぐにPS3が出品され、6万程度で販売されている上位機種になんと20万近い価格が付けられてすでに落札されてるという。このような転売を許していいのか。これではダフ屋のやってることと基本的に同じではないのか。この結果、PS3で遊びたい人の権利が不当に侵害され、どうしても買いたい人は3倍ものゼニをぼったくられたわけで、日本のゲーム産業にとって大きな痛手である。
ニンテンドーDSが品不足の時も、買い占めたDSをヤフオクで高価で販売するヤカラがいたのである。そのためかなり長期間に渡って品不足が続き、今でもDSがいつでも買えるようになったとは言い難い。オレが時折覗くトイザらスではいつも品切れである。近々発売が予定されてる任天堂の新型ゲーム機も、今回同様の「買い占め」が起きて極端な品不足が発生することが予想される。そういった事態を防止するためにも、最初から転売目的の購入は禁止するか、転売そのものをさせなくするなどの工夫が必要ではないか。
日本のゲーム文化をこよなく愛するオレから見れば、このような転売野郎はゲーマーたちに不当な出費を強いる疫病神である。一日も早く遊びたいというゲーマー心理を逆手に取った悪質な嫌がらせである。ヤフーはこのような事態を異常と見なして、ヤフオクでの当該商品の扱いを当面の間禁止するなどの手は打てないのか。ヤフオクがPS3を出品禁止商品に指定すればそれでOKじゃないか。
一人一個しか販売していないはずなのに何個も出品する者がいればおかしいわけだし、うがった見方をすれば、量販店が商品を店頭に並べずに売れたことにして取り込み、すべてヤフオクで売るという卑怯なことをする可能性だってないとはいえないのである。ダフ屋は法律で禁止されている行為である。だったらほぼ同様の行為であるヤフオク転売を取り締まることは出来ないのか。ゲームは本当にそれを楽しみにしている人にこそ買われるべきだ。このような不当な買い占め攻撃で日本の成熟したゲーム文化が荒らされることにオレは納得がいかない。なんとしてもこの動きは阻止して欲しいものである。
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