2006年10月18日(水) |
回転寿司バトル、生き残るのはどの店だ? |
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我が家で外食するとなると行き先はたいてい回転寿司である。子供は寿司が好きだ。その回転寿司だが、我が家からクルマで15分以内で行ける回転寿司の選択肢は4つある。
くら
あきんど
函館市場
かっぱ寿司
このうちかっぱ寿司は最初から想定外である。はっきり言ってこの4店の中ではもっとも不人気だとオレは思っている。息子たちも行きたがらない。オレがもっとも好きなのは実は「函館市場」である。非寿司メニューの充実ぶりもピカ一である。寿司が食いたくない気分なのに家族に押し切られて函館市場に入ったとき、オレは寿司を一切食わないという方法でささやかな抵抗を図るのだ。ザンギ(唐揚げ)、わんこそば、じゃがバターなどの居酒屋メニューを(もちろんクルマだからノンアルコールは当然なんだが)せっせと喰いまくり、ソフトクリームを食べるのである。
ところが息子たちは平気で高いモノを喰うのである。いくらオレが「この一番安い120円の黄色い皿だけしか喰うな!」と言っても、すぐにオレの母親が「そんな情けないこと言わんといて。あんた株で儲けてるんやろ。」と言い出すのだ。そんなわけで息子は調子に乗って600円の皿とかをとったりするのである。なんで小学生のガキがそんないいものを喰うのだ。子供は玉子焼きやいなり寿司でいいのである。粗食に耐えさせるのが教育である。間違ってもガキにイクラやウニを喰わせてはいけないのである。とにかく函館市場は高級すぎる。他の3店が100円皿の店であるのに対して、函館市場は120円160円220円という価格帯であり、同じように喰いまくられると倍くらいかかってしまうのである。我が家の家族5人で喰った場合「くら」なら4000円くらいで収まるのに、函館市場では8000円は掛かってしまうのである。もちろんそのゼニを支払うのはオレである。
自分一人だけで美味いモノを喰うのなら函館市場でいい。しかし、息子たちの旺盛な食欲を思えば「質より量」という選択肢になってしまうのである。その点「くら」には100円皿しかないから安心だ。オレの好きなオニオンサーモンもある。ただ、店によってはタマネギの切り方がひどくて見栄えのしないオニオンサーモンが出てきて悲しいのだが。
この「くら」と「函館市場」の最大の差は客の平均年齢である。全く店内の雰囲気が違うのだ。函館市場にも子供連れは来る。しかし、たいていおじいちゃんおばあちゃんをまじえた子供連れなのだ。ちゃんとゼニを出す人が居るから高級な店に来るのである。若い夫婦が小さな子供を連れて来るというパターンはきわめて少ない。年齢だけではない。明らかに着ている服やその醸し出す雰囲気が違うのである。「函館市場」の客の平均年収が800万とすれば、「くら」の客の平均年収は400万くらいの客筋の差があるのである。駐車場を見ても「くら」は軽自動車や自転車が多いのである。たかが回転寿司店でありながら明らかな階級差が発生してるのである。
客の平均年齢が若く、しかも年収も低いということはマナーの悪い客も多いわけだ。ボックス席に座るときに、レーンの側に小さい子供を座らせる親はサイテーである。幼児の中には流れてくる寿司にイタズラしたりよだれをこぼしたりするクソガキもいる。そしてそういうクセの悪いクソガキの親に限っていかにもガラの悪そうな雰囲気をぷんぷん漂わせているのである。中には食べ終わった皿をレーンに流す食い逃げ家族もいるのである。そういうわけでカラッポの皿がなぜか流れていたりするのである。「函館市場」にはいないそんないわゆるDQN客が「くら」や「あきんど」には必ず居る。
その「くら」だがもちろんものすごく人気があって、日曜日の夕方に行くと5時にはもう駐車場がいっぱいで入り口に人があふれていて30分待ちだったりするのである。それでほんの少し人気が落ちる「あきんど」に行くことになる。実は「あきんど」のメニューにもオレの好きなオニオンサーモンは存在するのだ。くらが満員であきらめた時でも、あきんどはまだこれから混み始めるという感じで滑り込みセーフである。あきんどで待ち時間が発生するのは6時を過ぎてからだ。おそらく「くら」の混雑を見てあきらめた人が「あきんど」にやってくるため、このようなタイムラグが発生するのだとオレは想像する。
もちろんオレも、ほんのわずかの出遅れで「くら」に入れなかったときには「あきんど」に行くことになる一人である。「あきんど」はデザート類の100円攻勢でお子様客の囲い込みに熱心である。もちろんオレもデザートは好きなのでついつい100円のパンナコッタなんかを喰ってしまう。この回転寿司各店の戦い、将来生き残るのはどのチェーン店だろうか。今は客の方が圧倒的に多くてどの店も混雑しているだけに優劣がはっきりつかないのだが、今後競争がさらに激化すれば脱落してくる店もあるだろう。回転寿司バトルの行く末はまだまだわからないのである。
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