2006年10月19日(木) |
娘よ、誰だこのオッサンは! |
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もしも20代の娘を持つ父親が、自分の娘がどこかのオッサンと夜遅くまで遊んで帰ってきたら怒るだろう。幸いオレは男の子の親なのでそんな心配はないが、オレのかわいい姪っ子に手を出す男は存在そのものを許さないつもりだ。そのとんでもないオッサンというのは佐賀大助教授、森善宣容疑者(48歳)である。48歳という年齢でありながら自分が勤務する大学の卒業生である26歳の女性と深夜まで遊び歩くという全く許せないオッサンなのである。20歳以上も年下の女性とデートする、それだけでうらやましい・・・いや許せないのである。
このオッサンは26歳のその女性と、卒業祝賀会で知り合って、それからどういういきさつかその一週間後の今年3月30日に佐賀市内で飲食を共にすることになったのである。さて、問題はそこである。飲食を共にしただけならそんなに帰りは遅くならないわけで、飲食の後にいったいどこに行ったのだろうかということである。もっともそんなことを想像するのはオレのゲスの勘ぐりであり、この森助教授はその女性と話が弾んで延々と夜遅くまで談論風発、語り合っていたのかも知れないのである。それでもやはり、深夜0時を過ぎるまで若い女性を連れ回すということはやはり問題があるのだ。
ちなみにオレが若い頃は、女性とデートするとたいてい夜の8時には相手の家まで送り届けたものである。まだ8時なのに「ずいぶん遅くまでお嬢さんを連れ回してしまったことをお詫びします」と深々と頭を下げる礼儀正しい紳士がこのオレだったのだ。今の暴言オヤジも、昔はそういう爽やかな青年だったのである。8時でさえも「遅くまで連れ回して迷惑をかけた・・・」と思うべきなのにさらに4時間以上も若い女性を連れ回して、もしもまちがいでもあったらオッサンどう責任を取るんだとオレは思うのである。
森助教授がこの女性を家に送り届けた際、女性の父親である60歳の男性から「なぜ遅くまで連れ回すのか」などと言われて口論となったらしい。父親が怒るのは当たり前である。なぜ先に自分の方から平身低頭して「お嬢さんを遅くまで連れ回して申し訳ありませんでした。ここで腹を切って死んでお詫び致します。」くらいのパフォーマンスを演じれば少なくともその場は切り抜けることができたはずである。ところが森助教授は、女性の父親からたしなめられたことで逆ギレして暴れたのである。
ここで考えて欲しいのは、女性の父親は60歳で森助教授は48歳である。相手の方が自分よりも年上で、しかもデートした女性の父親にあたるということであれば、逆ギレするのではなく素直に従うのが普通の人間ではないのか。結果的に大暴れして女性の父親と姉にケガを負わせたということで森助教授は逮捕されることとなった。それでも彼は「暴力は振るっていない。正当防衛だ」と主張して容疑を否認しているという。なんとも矛盾する答えである。正当防衛なら暴力ではないということだろうか。ちゃんと「殴ったが、自分の身を守るためにやむを得ない行動だった」と答えるべきだろう。
もちろんオレが女性の父親の立場なら、娘を深夜まで連れ回した胡散臭いオッサンというそれだけでぶん殴りたくなるだろう。そのときの態度によっては本当にぶん殴るし、もしも娘を手込めにしたなどということなら生かしてはおかない。それほど父親の娘を愛する気持ちというものは独善的かつ排他的なものなのである。森助教授も自分の側に非があると思ったらそこで殴り返さずに、父親の怒りのパンチを受けてやるべきだったのだ。そうすればこの父親も少しは気が済んだかも知れないのである。
この事件を受けて佐賀大の長谷川照学長は「極めて遺憾。再発防止に全力で取り組みたい」とのコメントを出したという。いったい何の再発を防止するのか。卒業生と教員のデートを防ぐのか、教員が学生や卒業生を遅くまで連れ回すことを防止するのか、教員が一般市民に対して暴力を振るうことを防止するのか。学長もちゃんと説明してくれないと困るのである。
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