2006年10月13日(金) |
そのETCを強行突破せよ! |
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ETCを強行突破する無法者が全国で続出してるそうだが、なんと会社ぐるみでETCを突破させてる運送会社があったと聞いてオレはびっくりした。昔大阪で、ベンツ強盗を主にシノギにしていた暴力団があったが、それに近いくらいの驚きである。ETCを強行突破するヤツらというのは少なくともプロドライバーの中にはいないとオレは思っていたのである。まさかそれを社長自ら実演して率先してみせるとは驚きだ。
ETCレーン強行突破 運送会社社長ら逮捕
静岡県の東名高速・富士ICのETC専用レーンを強行突破したとして、運送会社の社長と従業員が12日、逮捕された。
道路整備法違反の疑いで逮捕されたのは、千葉・木更津市の運送会社社長・大野一彦容疑者(36)と運送会社社員・立石明博容疑者(29)。
調べによると、大野容疑者は今年7月、自らが大型トレーラーを運転し、入社したての立石容疑者に「有料道路を使えば、通行料金は給料から引く」などと言って、会社名義の大型トレーラーに同乗させ、富士IC出口のETC専用レーンを突破した上、立石容疑者にも同様の犯行をさせた疑いが持たれている。
調べに対し、大野容疑者は容疑を大筋で認めていて、警察では会社ぐるみで犯行を繰り返していた疑いがあるとして余罪を追及する方針。 (NNN動画ニュースより)
高速道路料金の高さを思えば、それをゼロにしたら運送会社の支払うコストがかなり低くなるのはよくわかる。しかし、払うべきコストは払うことがビジネスのお約束じゃないのか。商品を仕入れた後で代金を払わなかったら、仕入れに掛かるコストはゼロにできる。しかしそれは「取り込み詐欺」という犯罪だ。中には仕入れた後で計画倒産して合法的にそれをやっちゃう悪徳会社があるかも知れないが、それも摘発されれば重いペナルティを受けることになる。守るべきルールがどの世界にもあるのだ。
また若い従業員に対して社長自らが突破を実演していたという部分にもかなり驚いた。こうなると罪は社長一人にが背負うべきだろう。従業員は「業務命令」で強行突破をやっていたわけで、そうなると情状酌量の余地が大きい。というか、社員はみんな無罪で社長だけに罪があると言ってもいいだろう。
ETCの不正といえば、車検証をETC車載器に登録するときに事実ではないことを登録するという方法もあるらしい。大型トレーラーなのに軽自動車として登録するとか。料金所の機械は料金とクルマの大きさの相関性などチェックしていないからバレないということなのだろうか。これは自動改札を子供用の定期券で通過するようなものである。自動改札の場合はどこかにランプが点くらしいが、ETCにはそれもないのでごまかせるというわけだ。
こういう犯罪を阻止するためにはやはりペナルティを重くするしかないのかとオレは思ってしまう。あとはETCギロチンとか。ゲートが棒状のバーではなくて回転歯のノコギリになっていて、不正に通行しようとたらクルマがドライバーごとまっぷたつにされてしまうとか。これなら誰も不正通行などしないぞ。ただ、入れ忘れなどのカードのトラブルという過失でもまっぷたつにされてしまうのをなんとかしないといけない。オレはなかなか解決策を思い浮かばないのである。
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