2006年10月14日(土) |
今夜が開戦前夜ならどうする? |
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日本が独自に実施した経済制裁で、すべての北朝鮮籍の船は日本の港から出港した。この措置はとりあえず半年と宣言されているが、北朝鮮では「経済制裁=宣戦布告」とみなすことを主張している。太平洋戦争に突入する直前の日本が、石油の禁輸で追いつめられ、事態を打開するために無謀な戦争に突入したことをオレは想像してしまうのだが、あのときの日本と今の北朝鮮に類似点はないだろうか。
少なくとも今、北朝鮮は国連に籍をおいてるが、いつ北朝鮮に松岡洋右が登場するかはわからない。いきなり国連を脱退、そして休日の深夜にいきなりノドンミサイルを日本の主要都市に発射してくるということは考えられないだろうか。北朝鮮国内にノドンは200発以上あって、移動式の発射台から撃ち出せるのだ。北朝鮮が攻撃して効果があるのは、パトリオットまで配備して警戒厳重な沖縄の基地である。
しかし、北朝鮮から沖縄までは距離が長い。ノドンの射程距離内に納まらないかも知れない。そうなると攻撃目標は青森県の三沢基地や茨城県の百里基地ということになる。あるいは人口密集の都市に撃ち込まれることになるのか。そして兵士を乗せた工作船が日本海側のどこかを襲えばどうなるのか。経済制裁するならするで、ちゃんと全面戦争になる覚悟を決めてからやれとオレは言いたいのである。
日本海側の長い海岸線すべてに兵力を配置して警戒することは、自衛隊には荷が重すぎる。だったら同盟国に空母でも出してもらって、そいつを日本海に浮かべるのか。ところが安倍晋三はそんな危険の可能性については全く言及しない。国民の不安を煽らないようにわざと伏せているのか、それともただのボンクラだから気がつかないのか。
北朝鮮は日本にダメージを与えることが目的なのである。早い話がミサイルが一本日本の地方都市に打ち込まれれば、ショックで日経平均株価は大暴落するだろう。それによって日本人の資産が極端に目減りするなんてことがあれば、北朝鮮の戦略が功を奏したということになる。戦争という最悪の事態になることはないだろうとたかをくくれるのは我々が平時の論理で語るからであり、少なくとも北朝鮮側では「もうやるしかない」という機運が高まってるのかも知れない。ノドンに実際に核弾頭が搭載されて日本の主要都市に落下するなら、その時は怖ろしい被害をもたらすことになるだろう。そんなことはオレの杞憂であってくれとは思うのだが。
そしてこれもまた当然のことなのだが、遠い極東で戦争が起きたとしてもアメリカに波及することはないわけでNY株はさらに上昇するだろうし、アメリカの軍需産業も潤うわけだ。北朝鮮の脅威が高まれば高まるほど、日本は在日米軍を必要とするわけでそのためにゼニを出すことになる。基地不要論を払拭するためにも北朝鮮という軍事暴走国家は必要とされるわけだ。うがった見方だが、今回のミサイル発射から核実験騒動、すべてのシナリオを描いたのは実はアメリカだったりして。実際すべてがアメリカ有利に働いてるじゃないか。
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