江草 乗の言いたい放題
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2006年08月06日(日) ローソンで八百長弁当を見た!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オレは今、東京にいる。一瞬でも冷房の効かない外に出ると暑さで死にそうだ。大阪は日本一暑い街だと思っていたが、東京もそれに劣らず暑い。街に緑はほとんどなく、アスファルトとコンクリートに固められた街にはどこにも避難する場所がない。なんてことだ。

 地下鉄に乗るために大手町という駅に行ったのだが、階段を下りてから切符を買うところまでえんえんと歩かされるのである。地下鉄の一駅分くらい歩いてやっと改札口がある。まあ地下通路を歩いてるので暑くないだけでもマシなんだが。そこには地下鉄が5線も集まっている乗換駅になっているようなのだが、どう見ても乗り換えの距離が長すぎるのである。大阪にはこんな理不尽な乗り換えはない。以前に東京駅で京葉線に乗り換えるために延々と歩かされたときに大いにあきれたが、それが平気になるような不便な駅がいくらでもあることをまたしても知らされたのである。

 大阪で地下鉄の乗り換えというと基本は上下移動、あるいはホームの上の水平移動だ。例えば大阪市営地下鉄の南森町駅では、乗り換える二線が立体的にクロスしてるので階段で上下するだけで簡単に乗り換えることができる。大国町駅では同方向の御堂筋線と四つ橋線の乗り換えは、ホームを隔てて反対側の電車に乗り換えるだけだから移動距離は10mもない。乗り換えが不便なのは後から作られたために地中深い所を走ってる長堀鶴見緑地線くらいであって、他ははじめから「乗り換えの便利さ」を意識して作られているのである。離れた駅をむりやりに地下道でつなげて「乗り換え」と称してる東京と、最初から乗り換えの便利さを考えて設計された大阪とでは根本的に発想が異なるのである。

 大阪では少しでも歩く距離が長くなると「動く歩道」が設置される。地下鉄からの乗り換えの距離が長い阪急の梅田駅などがそうである。まあオレも東京を隅々まで調べて発言しているわけではなく、たまたま今日体験した材料で語っているだけなので主観的な発言をお許し願いたい。

 その地下鉄大手町駅から都営三田線に乗ったわけだが、ホームにある柱にGIANTSの文字がある。まるで駅全体が巨人軍を応援しているような雰囲気である。阪神ファンのオレとしては全く気分が悪いのである。少なくとも都民の税金で赤字を穴埋めしている都営地下鉄が、読売巨人軍という一私企業を駅ぐるみで応援していいのか。あるいは広告収入を得るためにやむなくしていることなのか。オレにはどうも納得がいかなかったのである。しかもそこの柱にある写真は背番号1、王貞治である。いったいいつの写真なんだ。王貞治は今はソフトバンクの監督である。そんなものをいつまでもそこに飾ってる無神経さがオレには不思議なのである。それとも王貞治以降はろくな選手がいないのでそこに飾るに値しないということなのか。名選手はいっぱいいたじゃないか。江川卓、元木大介、クロマティ、いくらでもその柱に写真を貼り付けるのにふさわしい選手がいるじゃないか。それなのになんで王貞治なんだとオレは不思議に思うのである。阪神電車の駅に阪神の選手のポスターがあるのはいいが、都営地下鉄が巨人軍の応援をするのはいかがなものかとオレはやっぱり納得がいかないのだ。

 それにしても暑い。何か冷たい飲み物でも買おうかと思ってオレはローソンに入った。そこでオレは変なものを目撃してしまった。なんだこの情けない弁当は・・・。あの八百長野郎の写真入りの、食べるだけで恥ずかしさが伝染しそうな亀田弁当が何種類もある。そんなものを買うヤツがいるのか。オレは同じ大阪の人間としてあんなヤツがいることが恥ずかしい。

 世間の人が大阪と聞いて「暴言コラムニスト・江草乗」と連想してくれるのなら嬉しいのだが、「大阪=亀田兄弟」と連想されると悲しすぎる。そんな馬鹿を大阪の代表にしないでくれ。確かに大阪にはあんなヤツがたくさんいるのは事実だ。いかにもガラが悪そうでしかも頭のできもよくなさそうな言動のヤツは大阪には無数にいる。ああいったヤンキーの兄ちゃんは大阪のパチンコ屋や盛り場やゲーセンにいくらでもいる。たぶん大阪の人間の1%くらいは確実に亀田兄弟のコピーみたいな連中だ。しかし、どんなに多くても1%程度なのである。それを誤解しないで欲しい。あとの99%はまともな人間なのだ。そしてオレのように大阪の知性と良識を代表するような人間もちゃんと存在するのだ。大阪の人間が全員亀田兄弟みたいだとは決して思わないで欲しいのである。亀田弁当を見ていてオレはそれを世間の人たちにどうしても言いたくなったのだ。

 大阪の人間さえもたいてい「あの試合は八百長だ」「あんな判定はひどすぎる」と言っている。オレがたぶん八百長を仕切っていたと思われるTBSに対して感じるのは、日本人の国民性をちっとも理解していないということである。日本には由緒ある「判官贔屓」という言葉がある。敗者を愛する精神であり、そこに美学を感じる人が多いこともまた事実なのだ。源義経の人気はその悲劇のおかげであったように、亀田はあの試合で負けるべきであった。おまえらは映画「ロッキー」も観たことがないのかとオレは悲しくなったのである。


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