2006年06月19日(月) |
プロ野球12球団道州制だ! |
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以前にオレはここでビバ道州制!というタイトルで、道州制を導入することで地方自治を活性化することを書いた。しかし、それでは生ぬるいことに気が付いた。ただ地方ごとに特色のある政策を実行するだけではダメだ。その地域の住民が自分たちの住む地方に対して熱烈な郷土愛を持つようにするにはどうすればいいのか。そこでオレの思いついたのが、日本を12の道州に分割して、そのそれぞれにプロ野球の12球団を分配することである。分割私案はこのようになる。
北海道 日ハム
東北 楽天
千葉茨城栃木 ロッテ
埼玉群馬新潟 西武
東京 巨人
神奈川静岡山梨 横浜
北陸・長野 ヤクルト
東海 中日
近畿 阪神
中国 広島
四国 オリックス
九州 ソフトバンク
選手は基本的にその地域出身の選手だけしか取れないことにする。ただ大学生の場合は首都圏などに集まってしまうので出身高校を基準にすればいい。これを道州制とセットにして実施するのだ。そして道州間の税金の再分配の基準をプロ野球の成績順にすればいいのである。最下位と優勝の間には自由に使える予算にして2倍くらいの差が発生するようにするというのはどうだ。自分の住む州の生活が掛かっているだけに選手も必死になるだろうし、応援にも熱が入るだろう。
小泉総理や文部省は「愛国心」をもっと強調したいみたいだが、「日本」なんて概念はあまりにも広すぎる。もっと狭い地域に分割した方がその地域に対する郷土愛は深まるのじゃないのか。汚職も不正もすべて、自分の住む郷土に対する裏切り行為である。そんな犯罪者は国外追放するなんて処分もいいかも知れない。もっともどの州もそんなのは受け入れたくないだろうが。
道州制のいいところは、財布が小さくなる・・・つまり州内での税収をベースに歳出を考えないといけないために税金の無駄遣いがなくなるということである。現行制度では地方交付税という仕組みのために「国には金の成る木がある」と錯覚してる馬鹿知事や馬鹿首長が多く、土建屋と組んでただの環境破壊しかもたらさない公共工事をやりまくってきた。長良川の河口堰や諫早湾の干拓に代表されるいわゆる馬鹿事業である。こういう馬鹿事業は無駄遣いの金額が大きければ大きいほど利権に群がる官僚たちを喜ばせた。
その「金のなる木」を無くしてしまい、自分たちの州の歳入内でしかゼニを使えないようにするのだ。意味のない公共工事はたちまち不可能になる。何しろゼニがないからだ。もしも人件費が州財政を圧迫するようなら、人件費を削減するための工夫をそれぞれの州が行うことになるだろう。仕事もせずに給料だけもらってる余剰人員を整理する努力をしないと州の破産が発生するから必死だ。それでも持ちこたえられずに州財政が破綻するなら、その州は国家の管理下に置かれ、破綻させた張本人たちは財産没収と所払い(要するに国外追放)というペナルティを与えればいい。
自分たちの住む街を好きになるためには、「好き」という感情を強化するためのなんらかの仕組みが必要だ。それが州民の気持ちを一つにするプロ野球球団の応援なのである。もちろん中には、近畿地方に住むのに巨人ファンとか、横浜に住むのに阪神ファンという屈折した心の持ち主もいるだろう。それを許せばこの改革の意味がない。そういう人には「踏み絵」でもさせて本音を語らせ、しかるべき州に強制引っ越しさせてしまうのだ。制度導入後はたぶんプロ野球の試合の観客動員は飛躍的に増加するだろう。何しろその勝敗が「住みやすさ」「住みにくさ」に端的に関わってくるのだから。こんなむちゃくちゃな制度が実現する可能性は100%ないわけだが、考えているだけでも面白いプランであることは確かだ。
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