2006年05月08日(月) |
知事の退職金は高すぎるのである! |
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退職金と言えば一般企業の場合、給与月額×在任年数程度が普通だろう。辞めるときの月給が50万で勤続30年なら50×30=1500万くらいというところだろうか。オレは一度公務員を辞めたときに退職金をもらってるのだが、その時は給与月額×7.5だったことを覚えてる。たった10年で辞めたのだからそんなもんだろう。
小泉純一郎はこの秋に任期が切れて辞める予定だが、その退職金は給与月額に在任期間(年数)をかけて算出するそうだ。5年5カ月ということで首相は658万円受け取る予定らしい。その小泉が自分のもらえる金額の少なさを僻んだのか、「知事や市長の退職金は多すぎる」と指摘したことが自治体関係者に波紋を広げているそうだ。市長の退職金はさほど高くないそうだが、バカバカしくなるほど高いのが知事や副知事である。こいつら自治体特別職の場合、給与月額になんと在任「月数」をかけるのだという。月給100万で10ヶ月知事をしたら退職金は1000万、その間にもらった給与も1000万というわけで、給与×2が最終的に受け取る金額になるとはびっくりである。
どの自治体も1960年代頃から「知事の職責の重さは民間企業の取締役と同等」との理由で、民間が採用していた月額計算を取り入れたという。そんなに職責が重いのなら、税金の無駄遣いをした知事からは財産をみんな没収する仕組みにしてくれ。オレの目にはどいつもこいつも無責任なクソ野郎とか思えないぜ。現在在職中の知事が4年間クビにならずにがんばってその結果受け取れる退職金は、兵庫の5414万円(2003年から1割カットされているのにこの金額!)をトップに、千葉が5337万円、長野と福岡が5184万円となっているらしい。明らかに払いすぎだ。
兵庫県知事と言えば、阪神淡路大震災の朝に周辺の人家がほとんど壊滅してるのに、テレビでの地震報道を「ほへーっ!」と眺めながら悠々と迎えの公用車が着くのを待ち、のんびりと重役出勤した貝原俊民というクソ野郎が有名だが、こいつは連続4期だから2億円くらいの退職金をもらってたはずである。救助犬よりも役に立たないあのクソ野郎にもそんな法外な額の退職金が出ていたのだ。全くもって許せないのである。
知事を引退した一人の老人が余生をただのんびり過ごすのに退職金なんてそんなにいらないだろう。しかも知事は1回の任期を終えるごとに退職金をもらえるのだという。そんなものは明らかに払いすぎである。日本全国どの自治体も借金まみれで苦しい財政運営を迫られている。知事にそんな巨額の無駄金を使う余裕はないだろう。こんな間違った制度は即刻廃止だ。オレが将来何かの間違いでどこかの県知事になるような非常事態が発生するなら、そのときは必ずこの制度も復活させるべきだが、残念ながらオレは当面知事選挙に立候補する予定はないのである。宮城県ではこの3月に、現知事の任期中は退職金を全廃するなど改革の動きも出ているという。小泉首相も「私もいらないから、知事も市長も(受給を)あきらめてはどうか」と、全国の知事らに退職金制度の自主的見直しを促してもいるらしい。どうせなら退職金だけ返納だなんてケチなことは言わずに、給与月額も今の1/3くらいに減らしてやったらどうだ。
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