2006年05月06日(土) |
おとり捜査でひったくりを捕まえろ! |
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大阪といえばひったくり日本一を何十年も続けている不名誉な街である。大阪が日本一の犯罪都市であることをオレは否定しないが、それにしても大阪府警はその実態に対してあまりにも無策すぎる。オレの住む最寄りの駅周辺でも夕暮れ時には警官が制服姿で駅周辺の道路に立っているが、そんな場所でひったくりが起きるわけがないのである。あまりにも犯罪者の心理について研究が足りないぜ。
5月5日も大阪市の中心部で2件のひったくり事件のニュースが報道されていた。報道されていたのがこの2件ということで、実際はその100倍くらいのひったくりが発生していたのだろう。こういう犯罪を起こす連中はみんな常習で、同じヤツが繰り返し犯行に及んでいるわけできちっと捕まえれば件数は激減するのである。
その2件のひったくりを説明するとこんな状況だ。まず一件目は朝の5時だ。一晩中遊びまくった(と思われる)18歳の女子大生が始発に乗って帰るために道頓堀一丁目の路上を歩いていたところ、後ろから来た乗用車の男にバッグを奪われて引きずられ、両腕に一週間の軽傷ということだがそのバッグには3000円しか入っていなかったとか。犯人は青っぽいジャージーに帽子をかぶってサングラスとマスクをつけていたという。ここで大切なことは、そんなスタイルでクルマを運転してる輩は基本的にひったくりの可能性が高いということである。帽子+サングラス+マスクで顔を隠してるのだ。(ちなみにオレは帽子とサングラスは愛用するがマスクはしない)
もう一件は昼の1時だ。北区堂山町の歩道で36歳の女性会社員が300万円入りのポーチをひったくられた。犯人は自転車に二人乗りしていて、すれ違いざまにひったくったという。2人のうち1人はグレーのジャージー姿だった。ひったくられた現金は女性が家から持ってきた車の購入資金だったという。またしても犯人はジャージー姿なのである。逃げたり格闘したりするのに便利なスタイルで犯行に及んでいるのだ。これはジャージー姿のヤツを基本的に疑えということである。
さて、この犯人たちはその女性会社員が300万円という大金を持ってることをその気配から察したに違いない。あるいは引き出したところから尾行していたのかも知れない。そしてもしかしたらこの二つの事件、犯人は同一かも知れない。朝にひったくりをしたが、実入りが少なかったから第二の犯行に及んで、今度は捜査を混乱させるために自転車を使ったということである。
こんなヤツらをひっつかまえるにはやはり、おとり捜査しかない。警官が「いかにもゼニを持ってそうな年配女性」「銀行からたったいま大金を出したところの老人」「高級ブランド品のバッグを持ってるご婦人」に変装して、取られそうな危なっかしい様子で歩くのだ。「さあ、襲うなら今だよ!」というふうに。そしてひったくりをおびき寄せ、実際にバッグを盗ませてから、そのバッグにつけた発信器を頼りに相手を捕まえてもいいし、バッグにリモコンの爆破装置を入れておいて、逃げる途中で爆発して犯人が大ケガするようにしてもいい。爆破装置の方が懲罰の意味も持たせられるからいいかも知れない。爆薬は少量にして、せいぜい指が吹っ飛ぶ程度でいい。そんな悪人に同情は無用だ。
大阪の治安をよくするためにもオレはおとり捜査をどんどん導入すべきだと思う。いや、おとり捜査しか今の危機的状況を決定的に改善する方法はないと断言する。英国のように街角の監視カメラも有効だろうが、もっと役立つのは市民の目だ。ひったくり犯人逮捕に協力した市民に報奨金が出る制度も作ってくれ。あと、仲間のひったくり犯人を裏切って告発したら罪が軽くなるようにして、どんどん仲間割れをさせるんだ。今のままで何にもしなかったら、大阪は今年もひったくり日本一に間違いないぜ。オレのアイデアを採用してくれ!
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