2006年05月05日(金) |
アメリカ人よ、お茶を飲め! |
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つい先頃、オーストラリアで学校の中から清涼飲料水の自動販売機を追放するという報道を読んだのだが、それと同じことがアメリカでも行われるらしい。クリントン前米大統領は5月3日、米国の公立学校からダイエット、ノンカロリー以外の炭酸飲料を締め出すことに米飲料協会(ABA)など飲料業界が同意したと発表した。なんでとっくにクビになったはずの栗きんとんじゃなかったクリントンが登場するのかよくわからないのだが、アメリカではデブが増えてきたことの原因として、ジャンクフードや炭酸飲料がやり玉に挙がっている。どうやらそれらを追放することでデブを減らせると思ったみたいである。
クリントンと言えば大統領執務室で性行為に耽っていたサル並みのオッサンなんだが、サル並みの思考しかなかったと見えてやることがサルと同レベルである。デブの原因は清涼飲料水やジャンクフードではなくて、その適量を理解せずにどんどん飲み食いしまくる馬鹿のせいなのであって、そのような馬鹿を大量に生み出したアメリカの教育レベルの低さが原因なのである。その教育レベルの低さを放置したままで炭酸飲料の販売を規制したところで、馬鹿はどこか別の場所で買うだけのことである。もちろん莫大な売り上げを失うことになる飲料業界はこの動きには難色を示しただろう。ところが米心臓協会やクリントン財団が飲料業界と交渉してついに規制に対して同意を得たのである。
この規制の導入後は、小中学校で販売できるのは水のほか加糖していない100%果汁、牛乳などに限定されるらしい。高校ではそれらに加えて、ダイエットタイプのソーダ類やスポーツドリンクなど1本当たり100キロカロリーを超えないものを認めるという。子供の頃にデブだったというクリントンは「アメリカの子どもがより健康な生活を送るために、これは重要で勇気ある一歩だ」と語ったとか。米疾病対策センターによれば、米国では、6〜19歳の若者の16%にあたる900万人以上が太りすぎだという。どのくらい以上を太りすぎというのだろうか。こればかりは基準がはっきり示されていないからなんともいえないなあ。同様に大量の自動販売機がそこら中に溢れているのに、日本の肥満率がアメリカほど高くないのはなぜか。
オレはその理由を「お茶」の存在だと推定する。ペットボトル入りのお茶が最初に販売された頃は、お茶などは家で沸かすモノだという価値観が根強く残っていて、そんなものに普通はゼニを出さないと誰もが思っていたのである。ところが飲料全体の売り上げの中でお茶の占める割合は年々増加していった。売り上げが膨らんでお茶の業界に余裕が生まれると、今度は付加価値を高めたいろんな種類のお茶がコンビニに登場することとなったのである。「ヘルシア緑茶を飲めば体内の脂肪が燃焼して・・・」という類である。もちろんオレはそんなもの誇大な広告だと思っているが、オレの周囲にはそれを信じてわざわざ購入して毎日飲んでる方もいる。
実際のところダイエット効果のあるなしは飲んでる人間次第だ。アメリカも規制によって販売を阻止するのではなく、日本のようにペットボトル入りのお茶を売る自動販売機に切り替えていけばよかったのである。お茶ならいくら飲んでも肥満の心配はない。ヘルシーで肥満になりにくいと日本の食文化をもっともっと紹介して、お茶をじゃんじゃん飲ませればよいのである。(もちろんそのお茶は日本から輸出するのだが)それにしても飲料を禁止する法律を施行しないと肥満問題が防げないとは実に情けない国家である。そういうお国柄だからこそ、基地を沖縄からグアムに移転しないと米兵の犯罪を止められないと思ったのだろう。
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