2006年04月26日(水) |
春よ、早く来い! |
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我が家ではまだ石油ストーブをつけている。北海道に住んでるのなら話は分かるが、オレは大阪の人間なのである。ゴールデンウィークを前にして、かなり暖かくなっていて当然だし、桜はもう散ってしまったし、いつ強烈な暑さが襲ってきてもおかしくないのに、暑さどころかオレは毎朝ぶるぶる震えているのである。なんでこんなことになってしまったのだ。
四季どころか今の日本には二季しかないように思える。冬と夏だけだ。かろうじて花という物的証拠のおかげで瞬間的に通過する春や秋の存在を知ることは出来るが、四季がきれいに四等分されてそれぞれの季節が三ヶ月ずつあるという理想的な状態からはほど遠いのである。この状況がさらに加速すれば、夏らか冬、冬から夏という変化が常に一瞬にして完了という事態になってしまうぜ。
我が家の衣替えは一週間ほど前に完了したからオレのタンスの引き出しは夏用の半袖シャツばかりになったのだが、そんな時に限って強烈に寒い朝がやってきて、あわてて長袖のジジシャツを出してきてはワイシャツの下に着込むことになるのである。起きてから服を着る前に新聞のお天気の欄でその日の最高気温を確かめるのだが、そこが「17度」という温度にしかなっていないことを確かめるとオレはあきらめて冬物のスーツに長袖のジジシャツという組み合わせを選ぶことにしている。寒くて耐えられないからだ。いったいいつになったら春らしい温度に上昇してくれるのか。このままではあまりにも寒いのである。
この異常な寒さでオレが心配しているのは、いわゆる「花の名所」がいつもの年と違って花が遅れてしまうことである。例えばゴールデンウイークの頃と言えばつつじや皐月がちょうど咲く時期である。京都の蹴上浄水場などが一般開放されて大勢の観光客で賑わうはずなんだが、今年のようにいつまでも寒い年はまだ花が咲いていないのではないだろうか。
さて、ここまでこうして「いつまでも暖かくならない」ことがもたらすさまざまな弊害に対する懸念を述べてきたわけだが、別にそのことがオレに個人的に何かのデメリットをもたらすことは全くないのである。オレが個人的に被る被害は「灯油代の支出」だけである。「灯油切れてるから買ってきて!」とオレは昨日母から頼まれてしまった。もうすぐ五月というのになぜ灯油を買わないといけないのか。ここは北海道ではなくて大阪なのである。北海道なら5月でも石油ストーブが必要なのは当然だが、大阪で5月に石油ストーブなんて異常だ。
オレはこの異常事態に納得がいかず、自分の部屋の石油ファンヒーターにはもう灯油を補充していないのである。「もうすぐ五月なんだ。もう少しの辛抱だ。すぐに暖かくなるから」と綿入りの半纏を着込んで寒さに耐えているのだが、自分で灯油代を払うこともなくただ使いまくるだけの家族は何のためらいもなくストーブをつける。いつになったら春がやってくるのだ。オレにとってこれは切実なゼニカネの問題なのである。
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