江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2006年04月18日(火) こらサイバラ、大阪を馬鹿にするな!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

「大阪ってさあ、水と空気が日本一まずいじゃないですか」
「体壊さないようにね、水道水、飲んじゃだめよ」


 これは漫画家の西原理恵子が2月4日放送のNHKの番組内で語った言葉だそうだ。その水道水を毎日腹もこわさずに飲んでるオレは、大阪のことをとことん馬鹿にしたこの発言に対してとても腹が立ったのである。きわめて不愉快である。オレは自分が受けた精神的ダメージ、それによって発生したPTSDに対する損害賠償をこの漫画家から請求したいくらいだ。

 オレと同じように怒った一部の大阪府会議員は、大阪府水道部の協力を得て、高度処理水を詰めたアルミボトル24本を西原理恵子のところにわざわざ送り付けたのだという。「どうだ、これでもまだ不味いというのか!」という抗議の意思表示である。オレは大阪府民としてそんな馬鹿馬鹿しい税金の使い方の方にも腹が立つのだが。

 さて、西原理恵子本人は3月、「本当に水がおいしくなったのかどうか」を確かめるためにわざわざNHKの取材陣と一緒に守口市の庭窪浄水場を訪れたという。そこで市販のミネラルウォーターと大阪府の高度処理水を飲み比べて、処理水の方をミネラルウォーターと勘違いしたそうである。「すいません」と彼女は潔く完敗を認めたとか。

 水道局の職員に対する謝罪は確かにそれで終了したかも知れない。しかし、大阪に住む人間の一人として少なくともオレはまだ気持ちがおさまったわけではない。確かに大阪の水は昔は不味かった。1989年頃がもっとも大阪の水がまずかった時代だ。まともな家庭はみんな蛇口に浄水器をつけていたような気がする。この恥ずかしい評判を払拭すべく、大阪府は1994年、大阪市1998年から高度浄水処理を開始したのである。それに掛かった費用は大阪市が750億円、大阪府が990億円だという。今は大阪府下の家庭に供給されている水はすべてオゾンや活性炭で処理された高度処理水なのである。その水でオレは紅茶やコーヒーを入れ、うどんを作り、飯を炊いているのだ。ただその美味しい水も、マンションや学校の場合はいったん貯水槽に入れられるため、そこで汚れたりする可能性がある。

 それにしても水の味というのは不思議だ。そのままストレートで飲んでも分からない違いが、お茶にしたり紅茶をわかしたりするとはっきりと現れるのだ。平安時代の貴族は、「利き酒」ではなく、お茶を飲みながらその水がどこの川の水なのか、どのわき水のものなのかを的中させる「利き水」をしたという。もしも単純に水だけを比較するのならそんな微妙な違いを判断するのはかなり困難だったはずだ。そう考えると人間の味覚や嗅覚は本当に不思議なのである。ちなみにオレの一番好きな水は、大学サイクリング部時代によく飲んだ琵琶湖の白髪神社の境内にあった冷たい湧き水だ。夏のクソ暑いときにそこでありついたあの水の冷たさは今でも忘れないぜ。

押してチョ!←人気blogランキング投票←ベスト10ありがとうございますm(_ _)m    株式銘柄情報掲示板


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン