2006年04月04日(火) |
勝手に作るぞ!ETC関所 |
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オレのクルマにETCが装備されてから二ヶ月になる。このおかげでなんて便利になったのかとわざわざ高速道路を選んで走りたくなるほどである。いちいち財布をケツのポケットから取り出してそこから小銭を数えて払わないといけないのは本当に面倒だったのである。クレジットカードを使えるところならいいが、阪神高速では使えなかったので小銭を出すのが面倒だったのだ。
このETCの料金収受システムがなんと一般に公開されるらしい。つまり、時間貸し駐車場の経営者が料金をETCで徴収するようにできるのだ。システムの導入に掛かる経費が駐車場の利益に比べて大きすぎれば普及はなかなか進まないと思うが、どうせこんなものはどんどん安くなるはずである。そこでオレが心配してしまうのが、関係ない個人が勝手にこのシステムを道路に設置することである。
例えば私道である自分の家の前に勝手にETCゲートを設置して、そこを通過する車輛から有無を言わせずに料金をぼったくるという方法である。関所みたいなもんだ。もちろんこのような固定式のものならすぐに通過するクルマは気づくだろう。だったら移動式にして走行中のクルマを勝手に通過したことにして料金を奪取するならどうだ。もっと怖ろしいことは、そうして作られた不正なETCゲートが、100万円とかいうとてつもない金額をぼったくるように設定されている場合である。かなり多くのクルマがETCを装備してるわけで、ひっかける獲物には事欠かないのである。絶対にこのような不正を行うヤツが日本のどこかに出るはずだとオレは断言する。どんな精巧な仕組みも、悪意を持って利用しようとする連中の犯罪を100%防ぐことは無理だ。その仕組みの抜け穴を必ず見つけるに決まってるからだ。
ただこのぼったくり、現行のシステムを運用している側の公団がすでに企んでいるというウワサもある。それは首都高速や阪神高速といった均一料金の高速道路で、距離による加算形式の料金を設定することである。阪神高速の場合、これまで松原JCTから大阪空港までという長い距離でも同じ700円で走れていたのを、距離に比例した料金にして一挙に1800円に値上げしようという陰謀だ。もちろん短い区間も値下げされるわけだが、もともと短い区間なんかみんな利用していなかったのである。阪神高速の場合オレは三宅入り口から平野出口というたった2キロほどで出たことがあるが、それは入った瞬間に大渋滞を知ってあわてて次で降りたという情けない経験の時だけで、普通は「700円もゼニを払うんやからしっかり長い区間乗ってモトを取ろう」と考えるものだ。それが関西人というものである。
距離に比例する料金にされたらばかばかしく感じてみんな高速道路の使用をやめるだろう。そうなると周辺道路では大変な交通渋滞が間違いなく発生するのである。そのようなぼったくりは断じてやらせてはいけない。今でも十分高い阪神高速の料金をこれ以上上げさせてはならないのである。ETCの便利さの背後に忍び寄るこのような極悪非道の値上げを我々は断じて阻止しないといけない。もちろん卑怯な方法でぼったくりに立ち向かうヤツらも登場するだろう。例えばETCに登録する車検証のデータの改竄である。大型車なのに軽自動車としてデータ入力するヤツが絶対に日本のどこかにいるはずだ。そうして料金を大幅に浮かそうとする卑怯者が絶対に居るはずなのである。ぼったくり対卑怯者の対決。どっちもどっちである。納得して払う気になるようなまともな料金にしてくれ。阪神高速の700円はどう考えても高すぎるのである。
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