2006年03月13日(月) |
ビル・ゲイツ、もう金儲けはやめろ |
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米経済誌フォーブス最新号で発表された2006年度世界長者番付によれば1位はマイクロソフト社のビル・ゲイツ会長で純資産は500億ドル(約5兆9000億円)になるという。ビル・ゲイツ氏はこれで12年連続の1位、しかもこの資産は昨年からの1年間で35億ドルも増加しているという。どう考えてもこれは増えすぎだ。
2位は米投資家のウォーレン・バフェット氏で420億ドル。バフェット氏は毎年2位を続けているが、投資家である以上勝つときもあれば負けるときもある。昨年は負ける年だったようで資産は1年前から20億ドルも減少した。3位はメキシコの電気通信業界の大物カルロス・スリム・エルー氏で300億ドル。4位はスウェーデンの家具メーカー・イケアの創業者イングバール・カンプラド氏で280億ドルとなっている。インドの鉄鋼業界のラクシュミ・ミッタル氏が235億ドルで5位。
ベスト5に日本人は入ってこない。ホリエモンが逮捕されずにあと10年間資産を増やし続ければこの世界長者番付に名を連ねることができたかも知れないのだが。純資産10億ドル以上のビリオネアは793人で、これは1年前より102人増加したとか。オレのような庶民にはそういう桁違いの金持ちのゼニの使い方など想像も付かないのだが、ビル・ゲイツに関して言うなら、もうこれくらい稼いだら十分だろうと感じるのだ。もっとも彼には彼なりの論理があるだろうが、何とかして資産を減らさないと、相続税だけでも莫大な金額になるはずである。日本とは税率が違うので比較にはならないかも知れないが。
ビル・ゲイツ氏がその莫大な収入から多額の寄付を行っていることは事実であり、その寄付の金額もまた常人には想像も付かない額であることをオレは承知の上で、それでもあえて彼に言いたい。「おまえはあの世までそのゼニを持っていくつもりか」と。それだけの資産があれば、WINDOWSを無料で配ることだってできるはずだ。どうせなら世界中にコンピューターを普及させるために、コストを下げるための援助を惜しみなくやってくれ。
もっとマシなOSが世に出る前に常に抹殺し、日本人が別のOSを開発しようとすると通産省に手を回してストップさせたという過去の悪事は独占禁止法に触れてもおかしくないはずだ。その罪滅ぼしにせめてWINDOWS/XPを無料で配ってくれれば、オレはビル・ゲイツに「なかなかいいヤツだったよ」と賛辞を送りたいぜ。
ゼニは貯めるためにあるのではなくて使うために存在するのだ。これまでの人生が「蓄財」のためのものであったのなら、後半生は「散財」のための人生にして、金持ちとはどんな豪快なゼニの使い方をするのか世間に範を示してもらいたいものである。ついでにMSオフィスの高すぎる価格設定をなんとかしてくれ。パソコンにプレインストールしている時の値段と単体での販売価格のこれほどまでの乖離は、抱き合わせ販売というアンフェアな商取引のせいではないのか。このような実態はきちっと取り締まり、ビルゲイツの利益を少しでも減らしてくれれば、オレのような貧乏人はそれで溜飲を下げることができるのである。
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