2006年02月15日(水) |
やっぱりここは違法だったのか! |
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オレはついこのあいだの冬休み、ちょっと時間があるとインターネットでマンガを読むことを楽しみにしていた。そのサイト、464.jpに行けば多くの人気のあるマンガが立ち読みできたのである。オレは弘兼憲司やどおくまんという人気マンガ家の作品がどうしてこんなところで読めるのだろうかと不思議に思い、画面に出ていた「全日本漫画著作権管理機構監修」という団体名について疑問に思っていた。しかし、タダで読めるということの魅力には負けてしまい、会員登録して読んでいた一人がオレだったのである。
福岡県警は2月14日、複数の人気漫画を、作家ら著作権者の許可を得ないままインターネットのホームページに掲載し、無料で閲覧させていたとして、東京都大田区、漫画喫茶経営村元寅次(52歳)、会社員山内浩子(34歳)、自営業武井直人(43歳)の3容疑者を著作権法違反容疑で逮捕、大田区内の漫画喫茶運営会社など2か所を家宅捜索した。3人とも容疑を認めている。インターネットへの漫画掲載の摘発は全国で初めてである。今回の報道は3月から有料化と言うことでオレがゼニを振り込もうと思った矢先に流れた。
オレはそこでマンガを立ち読みしつつ、ときどき絵が微妙に斜めにずれてることに気づき、そこで掲載されてるものが手作業によってスキャナで取り込まれた画像データであることがわかった。これまで約1300作品が掲載され、アクセスは1か月間で約330万件に上ったという。ホームページにあった「全日本漫画著作権管理機構監修」というのは全く活動実態はない見せかけの団体で、適正な著作権処理なんてもともと行えるわけもないのである。今回の事件報道は3月から有料化と知っていたオレがゼニを振り込もうと思った矢先に流れた。2月14日現在で約1000人が予約し、計約200万円が同容疑者名義の銀行口座に振り込まれていたという。
村元容疑者は「漫画喫茶の宣伝のために掲載し始めたが、アクセス数が増え、漫画数を増やした。違反は知っていた」と供述している。こんなところで全部無料で読めるのなら、誰も漫画喫茶には来なくなるぜ。「漫画喫茶」という、今大流行の商売にとってかなりの驚異であるこの事件、やはり勝手に見せていたのである。オレは「どうしてこんなことを作家が許可するのだろう」と不思議に思っていたが、誰も許可なんかするわけなかったのである。
村元容疑者によって閲覧者に示された金額は1か月あたり380円。この程度ならすぐに振り込める。2月14日現在では約1000人が予約し、計約200万円が同容疑者名義の銀行口座に振り込まれていたという。これを発見したのは福岡県警甘木署の捜査員で、漫画家約750人でつくる「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」(東京)が同年12月に県警に告訴したところだったのだ。
冬休みにこのサイトを発見したオレは「この掲載の仕方はかなりヤバイかも」「漫画家はこんなところに対して許可なんか下ろさないだろうな」「まあ読めるうちに読むか」などと思っていた。福岡県警は1月にこの漫画喫茶と運営会社を家宅捜索、漫画の単行本約1万7000冊と、パソコンなどを押収していた。そのためホームページは1月25日から、漫画を閲覧できない状態になっているという。こんなことなら閉鎖される前にもっと読んでおけばよかったなどとせこいことを考えてしまうのではあるが、本が売れないといわれる現在、古本屋での二次販売にまで利益の分け前を要求する作家もいる。それを思えばこの「勝手に見せる行為」は全くもって許せない悪行だったわけである。まあ今回の違法性ははっきりしてるから仕方がないが、会員制の立ち読みサイトなんてものも悪くない。個人的にネットで作品を公開して有料で読ませる漫画家も出てきていいかと思う。こちらとしてはブックオフで立ち読みするよりもパソコンで立ち読みできる方がはるかに快適でいいからだ。ぜひ検討してもらいたいものである。
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