2006年02月06日(月) |
筆まめくん、きみはやっぱり最高だ! |
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年賀状ソフトの中でシェア第一位を誇る「筆まめ」をオレは使っている。なんとDOS時代のVer.3からのユーザーなのだ。現在使用中のVer.12は市町村合併で郵便番号辞書がほとんど意味をなさなくなってしまったこともあり、そろそろ買い換えなければと思っていた。とりあえずヤマダ電機に見に行ったところ、最新版の筆まめVer.16は4980円で売られていた。どうして正月を過ぎて一ヶ月も経つのにまだこんな通常価格で売られてるのか。全くひどい話である。半額くらいに値引きして在庫処分するのがまっとうな店のやり方である。そしてこういう類のソフトには当然あるはずの「乗り換え版」「アップグレード版」が店には置いてない。聞いてみると「品切れです」ということだ。
試しにオレはアマゾンの通販で検索してみた。すると通常版の筆まめ Ver.16は4500円で買えることがわかった。ヤマダ電機よりも480円も安いのである。しかし乗り換え版ならもっと安いはずである。検索したらアマゾンでは乗り換え版は3180円で売られていた。筆まめVer.12を持つオレの場合はその安い方の乗り換え版が使えるから高い方の通常版を買う必要はない。
しかし、オレの手元にはまだ有効期間の残ったソフマップの株主優待券があったのである。これを使ってソフマップで買えば、手元の現金を消費しなくて済む。そういうわけでオレは仕事帰りに日本橋のソフマップに寄って筆まめを買うことにしたのである。ソフマップで「乗り換え版」は3280円で売られていた。アマゾンよりも100円も高くつくのだが、株主優待券を使えるからこの差は許そう。オレは3000円分は株主優待券で支払い、残り280円はソフマップカードのポイントで払い、結局現金は一円も使わないというせこい方法で筆まめくんを入手したのである。
さて、帰宅したオレはその筆まめを、セレロン700というプアな性能の5年前のマシンではなく、セレロンM/1.3GのCPUを搭載し、512MBのメモリを乗せたノートPCにインストールすることにした。このソフトがやたら重たいことを経験上知っていたからである。CDを挿入すると、インストール作業の画面が現れた。選択画面になってそこには
□ 旧筆まめシリーズを所有
□ 乗り換え対象製品を所有
□ 対象製品を所有しない
の3つが選べるようになっていた。ためしに3つめの「所有しない」にチェックをいれてみると、「本製品はインストールできません」という意味のメッセージが出てしまったので、戻ってやり直して、最初の「旧筆まめシリーズを所有」にチェックを入れ直した。すると次の画面ではシリアルNO.を入れる指示が出て、すぐにインストールが始まったのである。
オレは納得がいかなかった。このノートパソコンは新しく買ったものであり、そこには旧筆まめシリーズはインストールされていないのである。また他の年賀状ソフトも入っていないのである。それなのになぜこの乗り換え版がスンナリとインストールできるのだろうか。おかしいじゃないか。それでは全く乗り換え版の意味がないのである。別に旧製品を持っていなくても他の年賀状ソフトが入っていなくても乗り換えられるのだ。5000円近い通常版なんか買わなくても、最初から安いこの乗り換え版を買えばいいのである。旧製品を持ってるかどうかは自己申告にゆだねられてるのであり、中には全く旧筆まめシリーズを所有していないのに「旧筆まめシリーズを所有」にチェックを入れる卑怯なヤツもいるかも知れないのである。それでも全くOKなのだ。少なくとも何の問題もなくオレはインストールできたのである。
新しい筆まめVer.16は画面のデザインが少し上品な感じになって、新しいノートPC上でサクサクとはいかないがとりあえず動いた。さて、オレは手元のセレロン700のマシンにもその筆まめVer.16を入れてみることにした。もしもこのOLDマシン上でちゃんと動くなら、この古いマシンもまだ来年の年賀状の作業に使えることになるからだ。結果は無惨なものだった。クリックしてから立ち上がるまで約20秒、操作してみてもすぐに画面が固まってまるで用をなさなかったのである。やっぱり無理だったのでオレはあきらめてすぐにアンインストールした。古いVer.12を残したままインストールしておいてよかったのである。
新しいマシン上でしか使えないこの筆まめVer.16に完全移行するとデータが書き換えられて古い住所録データは使えなくなってしまう。古いマシンを引退させるには忍びないことと、トラブルを想定して常に複数以上のマシンが使用可能でないと実際の作業には不安を伴う。そういうわけで筆まめをバージョンアップさせるかどうかはオレの中で持ち越しになったのである。
以前にオレはこの日記の中で、筆まめくんのお茶目なその特徴について書いた。(「2004年12月31日・筆まめくん、きみは最高だ」)昨年12月の年賀状の作成の時も筆まめくんはちゃんとその気まぐれぶりを発揮してくれた。200枚ほど印刷したハガキの中に、同じ宛名のものが2枚まじっていたのである。一年前の作業の時は4組同じものが出現したわけで、今回はたったハガキ一枚が無駄になっただけだからまあよしとしよう。気まぐれに同じハガキをはき出す筆まめくん、その致命的なバグはちゃんとこのVer.16では解消されてるのだろうか。それが検証されるのは来年度の年賀状書きの作業の時である。
それにしても筆まめくん、きみはやっぱり最高だ。一見他社の年賀状ソフトよりも高そうに見えるが、この乗り換え版を買うなら価格で十分勝負できるじゃないか。それなのにヤマダ電機には高い通常版の方しか置いてなかった。もしも安い乗り換え版があればきみばかり売れるだろう。ライバルの筆王や筆ぐるめも売れるようにと他社への配慮を忘れないその奥ゆかしさにオレは拍手を送りたい。
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