2005年12月17日(土) |
YAHOOを乗っ取った男 |
携帯用URL
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インターネットに触れたことのある人で、YAHOO!JAPANのページを知らない人はいないだろう。そのニュース画面を模した偽物のページに虚偽のニュースを掲載したという容疑で、東京地検は12月16日、長崎市の無職の30歳の男性を著作権法違反罪で略式起訴した。起訴された男性は同日、東京簡裁に50万円の罰金を納付したという。彼は自宅のパソコンでヤフーを模したニュースページを複製し、共同通信社の配信ニュースを装って「中国軍 沖縄に侵攻」という見出しの虚偽の書き込みをしてヤフーの著作権を侵害したらしい。男性は「面白半分でやった」と起訴事実を認めている。
当該ページを見ていないのでオレはそのいたずらの程度を判断することは出来ない。ヤフーの偽物ページならいくらでもある。たとえば明らかに公序良俗に反するYA風俗!JAPANという風俗店紹介ページが存在するが、そのページに対してヤフーが抗議したという話は聞いたことがない。明らかにこのページはYAHOO!JAPANのページのデザインと酷似するのだが。
朝日新聞社のアサヒコムのパロディでアソビコムというページもある。本家アサヒコムがこのパロディ満載のページを訴えたという話は聞かない。仮に本物そっくりのYAHOO!JAPANのページを作ったとしても、唯一そっくりにできないのがそのURLである。ちゃんと見ればそれが偽物であることはすぐにわかる。その偽物サイトに本物に似せたニュースが掲載されていたからといって、それを信じるのはだまされたほうにも十分に落ち度がある。どうしてそのページにたどりついたんだ?
よくできた偽ヤフーサイトを作って、そこに明らかな嘘ニュースを置いていたとして、オレみたいなふざけた人間は「ギャハハ」と笑って読むだけなんだが、世の中には「ほ、ほんとかよ」と仰天するお人好しが大勢いるので、そういう注意力の欠けたお人好しさんのために取り締まりが入るのである。今回の場合、嘘ニュースの中身が「十分に発生しうる」内容だったが問題にされたのだろうか。もう少し題名にひねりを入れたらよかったのか。侵攻ではなくて「中国軍、沖縄に親交」という題名にしたらよかったのか。
むかし、さるさる日記というところに書いていたとき、題名や本文に少しでも猥褻な表現を書いてしまうと、管理者から当該日記を削除されてしまうということがあった。お下劣でふざけた内容が売り物のオレにとって、それは耐え難い屈辱だったので去る去る、いやさるさる日記を廃止してログをエンピツ(今使ってる日記)に移したのである。たかがふざけた偽物ページじゃないか。そんなのにだまされて信じて読むのはボンクラばかりだろう。まともな常識さえあれば、ちゃんとそのページの意味を理解して笑って読んでくれるのである。世の中にはシャレが通じない人間もたくさんいる。ふざける前にまず相手を選ぶ、これが鉄則である。
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