2005年11月30日(水) |
携帯電話料金で家族を破産させた少年 |
携帯用URL
| |
|
今や小学生のガキでもいっちょまえにケータイを持ってるのが当たり前になって、しかもそのガキンチョが月に2万も3万も電話代を使っては親に払わせているというケースはかなりの崩壊家庭で今や日常的に見られるものとなった。オレみたいに電話代を月に1万円以上払ったことのない人間から見れば、そんなに料金が掛かるのは不思議で仕方がないのだが、街ではのべつまくなしにケータイをいじってる人が目につく。それはガキンチョだけではなく、今やおっさんおばはんから老人に至るまで日常的な行動である。
そうした事情はお隣の韓国でも似たような状況らしい。持ち込み禁止と言われながら大学入試の会場に持って入ってきてしまうくらいだからもはや中毒状態の若者も多いのだろう。
その韓国で、電話代で家族を破産させた高校生が居る。忠清北道の曾坪郡曾坪村に住むパク(46)さんは、自宅に配達された電話料金請求書を見て驚いた。普段、数万ウォン程度だった電話代が10月分だけで、1520万ウォンが請求されたためだ。これは日本円に換算して 約182万円である。翌月分を含めれば2500万ウォン、この料金の張本人は高校2年生の息子(17)だったのである。息子のパク君はインターネットのオンラインゲームチャットサイトで知り合いになった中国留学生の女性(21歳)と数十回にわたって料金受信人払いの国際電話をした。その女性が中国からパク君の携帯電話に掛けてきた電話に出れば、その料金はパク君側が負担することになるのである。毎日平均3〜4時間、日によっては12時間の通話で一日100万ウォンの電話料金を使った日もあったという。
親父のパクさんの収入は、清掃員として受け取る給料と生活保護対象者補助金などを合わせて月平均150万ウォンにも満たない。妻と4人兄弟の6人家族の生活費としては全く足りない金額である。もはや破産以外に道はない。
その昔日本でも、ダイヤルQ2の電話代として親に莫大な金額を払わせた馬鹿息子たちが大勢いた。このケースも悲劇には違いないが、色気づいた馬鹿息子がしでかした失敗という意味では日本でのQ2破産の例と大差ない。それにしてもそもそもの原因はコレクトコールで相手に莫大な料金を払わせたこのあばずれ女、いや中国留学生である。自分の付き合った男を破産に追い込んで平気なのだろうか。貧しい家庭に育ったオレは親からよく「電話代もったいないから長電話するな」と言われていたっけ。未だにその価値観に支配されてるぜ。今は掛け放題のサービスまであるのだがなあ。
前の日記 後の日記