2005年11月21日(月) |
100ドルPC、日本で売ってくれ! |
携帯用URL
| |
|
パソコンは昔に比べて安くなったと言われるが、それでもまだすべての人に行き渡るところまではいかない。デスクトップこそかなり値下がりしたがノートはまだまだ高い。通販で買えるDELLや、上新電機に置いてあるゲートウェイ、HPのノートパソコンには10万円以下の安いモノもあるが、ヤマダ電機やコジマに行くとそんな廉価パソコンは置いてない。少しでも利幅の狙える高いモノを主力にして陳列してあるのだ。パソコンの単価が安くなっても、客からぼったくるゼニは同じくらいなのである。それにしても姑息な連中である。
ノートパソコンでテレビなんか滅多に見ないのに、なぜかテレビが映ってDVDに録画まで出来るやつを20万以上で買う客が多いのである。そんなものパソコンには全く余分な機能だ。テレビはテレビで見ればいいし、録画したいならHDD内蔵のDVDデッキを買えばいいのである。こんな卑怯な商売に引っかかってはだめである。冷蔵庫にテレビが付いていて便利だからといってわざわざ値段が倍になってるものを喜んで買う馬鹿は居ないだろう。値段をつり上げたいだけの姑息な理由で機能を増やすのだけはやめて欲しいのである。機能が追加されればそれだけ故障箇所も増えるのだ。
その点、停電時にも使えるというこの100ドルPCはいい。チュニジアの首都チュニスで開催された世界情報社会サミットでは発展途上国向けに開発された100ドルのノート型パソコンが披露され、先進国との情報格差是正に役立つとの期待が寄せられたのである。処理速度を通常の半分程度に抑え、リナックスを採用するなどして格安価格を実現したという。電気が切れた際、手回しで発電するハンドルが付いているのが特徴。無線を利用してインターネットに接続することも可能だ。まさかこんな低価格なのに無線LAN内蔵なのか?すげぇ〜ぞ。2006年末から生産を始め、2007年には1000万台の出荷を目指すという。日本も協力して、そのパソコン上で動作するゲームをじゃんじゃん配布してやれよ。
ただ、この低価格ノートPCのOSがリナックスというのが気になる。確かに遅いCPUの上で安定した動作を求めるにはそれ以外の方法はなかったのかも知れないが、なぜこんな高尚な目的のために作られたパソコンにOSを無料提供しないのかビル・ゲイツよ。もうすっかりゼニは貯まっただろう。これ以上貯めても生きてるうちには使い切れないぞ。だったらこれからの後半生はそのゼニを使うために生きろ。その手始めがWINDOWSを世界中に無償で配ることである。そうすれば中国で氾濫する海賊版も駆逐できるのである。
ただ心配なのは、現行のXPのような重いOSを配布してしまうことである。まだWINDOWS98くらいなら、現行のCPUの半分くらいの処理能力やメモリでも何とかなるのだが、たかだか100ドルで作れるプアな性能のマシンにXPを積むのは無理だ。発展途上国の子供たちにさらなるストレスを与えてしまうことになるだろう。とにかく、ビルゲイツはこの手回しパソコンに掛かる一切の経費を負担して、せっかくだからパソコン本体のどこかにてめえの肖像画を入れていいから無償配布という形で子供たちにどんどんばらまけよ。そうやって自分の名の入ったモノが世界中の子供に使われれば本望だろう。もうお前は十分にゼニを遺した。あとは歴史に名前を残すことだけだぜ。
前の日記 後の日記