2005年11月18日(金) |
破産自治体、大阪市の大盤振る舞い! |
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大阪市の職員は日本一優遇されている公務員である。まぎれもなくそうだ。それは定年後の福利厚生が行き届いていることからもあきらかである。普通は60を過ぎれば再就職は難しいし、仮にあっても若者よりもはるかに安い給与で働かされることになる。いつまでもやめずに働くことが出来て、しかも給料もいいというそんな定年後の生活を保障してくれる夢のような自治体、それが大阪市なのである。これでは破産して当然である。
いちおう大阪市では、市の外郭団体に天下りした幹部職員の定年を63歳とする内規を定めてるのだが、その内規が守られてるかどうかを調べてこなかった。実際は4割がその年齢を過ぎても居座ってることがわかったのである。70をこえてもまだ辞めない人さえいるという。なぜ居座るのか、それは実際の仕事などほとんどない名前だけの役員なのに、報酬はきっちりと入ってくるからである。美味しくてやめられないのである。そんないい仕事ならオレに譲ってくれといいたい。
地下鉄駅売店の運営や福祉事業をする大阪市民共済会では、報酬を得ているOB役員3人全員が63歳以上、週に4日だけ勤務すればいい非常勤の理事長が月給60万、専務理事48万、常勤の常務理事は61万の報酬なのだ。はっきり言ってこんな連中全部クビを切っても全く業務に支障はない。そんな爺どもに払うゼニがあれば、現場で薄給で働いている人たちの給与を少しでもよくしてあげればいいじゃないか。
天下り役員の大半を占めるのは局部長級退職者で、もちろん辞めるときにはがっぽりと退職金をもらってるわけで、その上天下り先でも退職金をせしめるヤツもいるらしい。オレは大阪市民ではないからただの野次馬だが、大阪市民から見れば全くもって許せない連中だろう。ただの野次馬のオレはこうした腐敗ぶりを見るたびに「すげーぞすげーぞ」と無責任に思ってしまう。いま選挙戦の真っ最中の大阪市長選挙ではこうしたゼニの無駄遣いも争点になるのだろうか。
大阪市という巧妙に作られた公金横領システムをぶっつぶして、市民の監視の下に健全な財政再建を目指すという不可能に近いことを実現できる政治家など誰もいないだろう。このオレにも絶対に不可能だ。あの伏魔殿、いや大阪市役所に近寄ることもいやだ。だからこそオレは「自治体破産」という形で破局が訪れることを期待するのである。大平光代さんが絶望したのも無理はない。彼女から見れば、自分が更正させることに尽力してきた非行少年少女たちの方が、改革を忘れて腐りきった大阪市職員よりもはるかにピュアな心の持ち主に見えただろう。
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