2005年11月04日(金) |
せこいぞキヤノン、恥を知れ! |
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プリンタを使っていて腹が立つことはそのどうしようもないインクの高さである。幸いオレが使用してるのはキヤノンやエプソンというメジャーなメーカーだからマシなんだが、ここでレックスマークやHPなどのプリンタを使ってるとインクカートリッジの高さに泣くことになる。レックスマークなんて替えのインクを買うよりも安売りされてるプリンタを買ってインクだけ抜いて本体を捨てた方が安いくらいなのだ。
その高価なインクカートリッジだが、最近は電器屋の店頭に回収用の箱が置かれてるのでオレはいつもそこに捨てるようにしてる。さて、この回収カートリッジだが、メーカーに戻される分もあれば、リサイクル業者に一個数十円で売られるものもあるという。リサイクル業者は中身を洗浄してから新しいインクを詰めて密閉し、リサイクル品として正規品よりも安く販売するのである。
さて、このリサイクル販売が特許権侵害になるとキヤノンがいちゃもんを付けて訴訟になっているのである。実にケツの穴の小さい企業である。そのままではゴミになってしまうものをちゃんと再利用してるその倹約精神こそ市場で正当に評価されるべきであるのに、安いリサイクル品の流通で自社の高価なインクカートリッジの売れ行きが落ちるという手前勝手な理由からキヤノンは裁判を起こしたのである。
このいちゃもん裁判、まっとうな裁判官のおかげで一審はキヤノンが敗訴したが、自社の利益を守るためにキヤノンはしぶとく控訴しているのである。ここでの最大の争点は、リサイクルは「修理」なのか「再生産」なのかである。キヤノンは再生産だから違法だと主張し、リサイクル業者は修理だと反論してるのだ。
この裁判は断じてキヤノンを勝たせてはならない。それは、安いモノを選んで買えるという消費者の権利を奪うことになり、インクカートリッジの価格設定を高くしてぼったくることで メーカーに不当な利益を与えることとなるからだ。何が何でも阻止しないといけないぜ。
オレは職場で個人使用のプリンタには詰め替え用インクしか使っていない。コストが全然違うからだ。年に一度の年賀状の印刷の時にインクカートリッジを大量に消費するのだが、300枚近い年賀状をただ印刷するだけで5000円近いコストがかかるのである。これはどう考えても高すぎる。年賀状一枚あたりで16円以上掛かってるのだ。ひどいじゃないか!リサイクル品を締め出したいのなら、適正価格までの値下げを行ってリサイクルが引き合わないようにすべきである。悪いのはインクカートリッジでせこく稼ごうとするキヤノンやエプソンといったプリンタメーカーである。
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