2005年11月03日(木) |
ゼニは掛かるが寒いのはいやじゃ! |
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いきなり寒くなったのである。10月の第二週までは「しつこい残暑」を感じさせられたのだが、わずか2週間ほどの短い秋を経て、季節はいきなり冬に突入したのである。我が家ではもうこたつが出ているのである。寝るときは足をこたつに突っ込んで暖をとっているのだ。衣替えを住ませたタンスにはもう「パッチ」がスタンバイしてるのである。冬の寒さを乗り切るにはやはりパッチ(関東ではズボン下というらしい)が不可欠だ。
しかし、パッチだけでは乗り切れないくらいに寒くなったときは、部屋を暖める必要がある。我が家の暖房器具のメインは「石油ファンヒーター」なのである。すき間だらけの日本家屋なのでエアコンのように効率の悪いものでは無駄が多すぎる。そういうわけで灯油を大量消費しながら我が家は冬を越すのである。昨年まで、厳冬期になると一ヶ月の灯油代は1万円を超えていたのである。もっとも北海道の人から見ればこの程度で灯油代が掛かると言えば笑われそうだが、夏は熱帯の気候になる大阪だからこそオレを含めて人々はみんな寒さに弱いのである。
ついさっき、タンクローリーで住宅街を周りながら灯油を販売してる業者の音楽が流れて「そんな時期になったんだなあ」と思いつつ値段を聞いてオレは仰天した。灯油18リットルで1350円!これはひどいぼったくりである。1リットル75円もするのか。なんということだ。数年前の安いときは35円くらいで買えたモノが見事に倍だ。それにしても高すぎる。セルフのスタンドまでわざわざポリタンを持って買いに行けばもう少し安くなると思うが、それにしても高すぎるぜ。石油の価格をこんなにつり上げたのはいったい誰なんだ。(おおかた石油利権に深く関わっているブッシュ大統領のせいだろう)
それだけではない。我が家はエネルギー資源の浪費がひどい。無人の部屋に点いてる電灯を消して回ってもエアコンを使う夏には電気代が5万円に迫っている。たかだか60坪ほどの一戸建てでなぜそんなに電気代が掛かるのか?他の公共料金も気前よく散財している。ガス代1万8000円、水道代の1万6000円は明らかに使いすぎだ。オレの家だけで通常の家庭の4〜5軒分のCO2を排出してることは間違いない。日頃コラムで地球環境の保護を訴えているこのオレの家族が、実はとんでもない環境破壊者だったということになる。やっぱり灯油の使用には制限を加えないといけないのである。
ではいったいどうすればいいのか?もったいないから寒いのを我慢するか?それとも快適さのためにゼニを払うのか。まだ決着が付かないうちに冬が来てしまったのである。オレは寒いのは嫌である。この際、じゃんじゃん灯油を使いまくるしかないのである。そうすれば地球の温暖化がさらに加速され、オレがわざわざスタンドまで出向いて灯油を買う必要もなくなるだろう。
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