2005年10月28日(金) |
ど真ん中にオシッコをぶち当てろ! |
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男というのはオシッコの時にちょっとしたイタズラをしたくなるものである。小便器の片隅に小さな虫がいれば必ずその虫めがけてオシッコの雨を浴びせる。鉄砲水のような水流を浴びてうろたえるヒマもなく虫は流されてしまう。ただ、このイタズラも時として悲劇を生むことがあるから注意が必要だ。
オレが子供の頃、トイレにはよく黒いハチがいて「便所バチ」と呼ばれていた。(これに関しては昆虫の専門家の方からメールをいただいた。ハチではなくてコウカアブという刺さない虫だそうだ。ただ、最初に日記を書いた時点では「ハチ」と書いたのでそのままにしておく。)そのハチが小便器の底にいるとオレは必ずその真上からオシッコを浴びせたものである。見事に命中してそのまま流れてしまうのなら何も問題はないのだが、たまにしぶといハチがいて、その鉄砲水をかわして飛び上がり、逆襲してくるのである。ハチはまっすぐ股間のモノを狙ってくる。そんなところを刺されたら大変である。あわてて逃げる。しかしまだオシッコが終わっていないのであたりにオシッコをまき散らすということになりズボンもびちょびちょになってしまう。
そんな情けない男心を見事に利用した工夫が、関西空港のトイレに登場した。男性用小便器になんとダーツの的みたいな黄色いシールが貼られてるのである。直径3センチほどのそのシールを貼ってからなんと、オシッコをその的めがけてぶち当てる人が増えて小便器の外回りの汚れがめっきり減ったという。一年前に女性社員の提案でこのシールを導入したのがきっかけだそうだ。
外国でも同様の例があるようで、韓国では小便器にテントウムシのマークがはいってるらしい。オランダでも空港のトイレにはハエのマークが入ってるそうだ。トイレ業界大手のTOTOによれば、ハエや的のマークを焼き付けた小便器はここ2、3年特に小中学校から引き合いが増えてるという。炎やサッカーのゴールを図柄にすることもあるとか。
オシッコがこぼれるのはこうして防げるのだが、問題は和式便器の外にこぼれる大便である。今でも駅のトイレや高速道路のSAなどの公共の場所では大量の和式便器が並んでいる。その和式便器で大便をするときに、なぜか便器の外にうんちをこぼす人が多いのである。どうしてあんなに簡単なことができないのだろうか。子供の頃から限りなく繰り返してきた行為である。いまさらうまくできないはずがないのである。もしかしてケツの穴が曲がってるのだろうか。それともわざと便器の外にこぼして掃除の人たちにいやがらせをしてるのだろうか。大便一つまともにできない不器用なヤツにはエラそうな口を叩く資格はないのである。要するに「てめえのケツも拭けねえ」ということである。もっとも「デブ」は手が届かないから拭けないこともあるそうだが。
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