2005年10月09日(日) |
埼玉に恐怖の人食いネコ出現! |
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埼玉には人食いネコがいるのである。人食い虎や人食いライオン、人食い熊なら想像が付くのだが、まさか人間様がネコに喰われるなんて思いもよらないだろう。だがネコもいちおう肉食獣、食肉目に分類されるのである。ライオンや虎の仲間なのである。だから喰いたくなれば人間くらい平気で喰うのである。
埼玉県北東部の特別養護老人ホームで10月6日早朝、認知症で寝たきりの女性(88歳)が右足の指すべてを失うというひどいケガを負っていたことが8日分かった。老人ホーム側は猫に足の指をかじられたとみて家族に謝罪した。ドラエもんの耳をかじったのならご愛敬だが、あろうことかお年寄りの指をかじったのだ。
さて、この人食いネコだが、開いて網戸だけになっている窓から侵入して網戸をぶち破って部屋に入ったと見られる。なんのために侵入してきたのか?動物の考えてることはオレにはわからないのだが、どうせエサを探してのことだと思われる。室内にはたいしたエサがなく、そこには寝たきりの人間がいた。エサを見つけられずにむしゃくしゃしていたネコは、腹いせにその人間を襲ったのだろうか。ネコにそういう感情があるのかどうか、飼ったことのないオレにはわからないのだが。
朝になって血まみれになって発見された時、襲われた女性は両足から出血しており、右足の指はほぼ全部食いちぎられ、左足の甲にも深いひっかき傷があったという。室内にはネコの足跡が点々とし、侵入・脱出に使われたのは網戸の破れ目だった。このまま恐怖の人食いネコが逃亡したのなら、埼玉県民は警戒態勢を取らなければならず大変だったわけだが、その後このネコは中庭で発見され、保健所職員に捕獲されている。口元は血で赤く染まっていたという。
ネコは基本的に動くものを襲う。そうするとなぜ足の指にかみついたのか。その足指には猫の好きな魚の煮汁でもしみついていたのだろうか。寝たきりで動けない人の足指に誰かがイタズラでネコの好きな匂いをつけて、ネコを室内に残して立ち去ったという犯罪の可能性はないのか。人間を襲うように調教されたネコを使って行われた入所者に対する無差別テロという見方もできないこともないが、ネコ以外に外部から入った不審者の形跡はないという。調教されたネコなのか、あるいはただの腹を空かした野良猫なのか、きっちりと調べて欲しいところだが、保健所職員もそこまでヒマじゃないのだろう。人間を喰うようなネコということで、心おきなく「処理」されちまうんだろうな。
ネコだって好きこのんで人食いなんてやらかすわけじゃねえんだ。エサになるネズミも近頃はろくにいないし、野良猫にエサをくれたような子供たちも塾通いや家でのゲームに忙しくてますます食糧事情は悪化している。そうなるとネコも生きるために危険な賭けに出るしかないのだ。人間の中でも「認知症で動けない老人」という、最も弱く最も襲いやすい相手をわざわざ捜し求めて襲ってきたという時点でこのネコはただものじゃないというのがオレの正直な感想である。
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