2005年10月07日(金) |
持参金1億5250万円の花嫁 |
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11月15日に黒田慶樹さんと結婚する予定の紀宮さまに国から支給される一時金の額を決める皇室経済会議が6日、宮内庁で開かれ、一時金を限度額の1億5250万円とすることが全会一致で決まった。この金額、庶民の感覚で言えば大金かも知れないが、皇族の身分を離れることを思えば、なんだか少ないような気もする。東京で皇族にふさわしいような一戸建ての豪邸を建てればたちまちなくなってしまうような金額だからだ。
公務員として勤務する黒田さんにも当然年齢相応の蓄えはあるだろうし、専業主婦になった妻を養うだけの収入も当然あるだろう。その持参金全額を新居に使ったとしても、今後の生活の心配はない。別に一戸建てに住む必要はない。また東京に住まなくてもいい・・・もっとも夫の黒田さんが都庁に勤める以上、東京からあまり遠く離れることは無理だが。ただ、もしもオレがその夫の立場であったと仮定したなら、それだけの一時金が手にはいるのなら間違いなく仕事を辞める。そして、そのお金を投資して配当金などのキャピタルゲインだけで生活する道を選ぶだろう。そうすると別に東京に住むことに拘る必要はない。京都の町家に住んでもいいのだし、信州でペンションを経営してもいいのである。
オレが一つだけどうしても気になるのはこのゼニをどんな形で受け取るかなのである。暴力団の麻薬取引みたいにアタッシュケースに入った現金の大量の札束を受け取るのだろうか。いや、そんな物騒なものを持ち歩くのではなく、銀行振り込みの形で紀宮さまの口座に入金されるのだろうか。いや、そもそも紀宮さまは預金通帳やキャッシュカードなんてものを持ってるのだろうか。どこに行くにも専用の黒塗りの高級車で送迎される皇族にとって、自分で財布からゼニを取り出すような場面はおそらくないだろうと思うからだ。オレはあのやんごとなき人たちが、庶民のオレと同じように財布からゼニを取り出してローソンでおでんなんかを買ってる姿なんてものを全く想像できないのだ。
皇室から離れて民間人となる紀宮様はそもそもなんという名前なんだろう?黒田という姓のあとにその名が付くわけだが、皇室の方々には姓がないので夫の姓を名乗るしかないのである。日本一高貴な家柄のお嬢さんを高額持参金付きでゲットしたことを思えば、40歳まで独身で艱難辛苦に耐えたことも報われたと言えるだろう。お二人の幸福な門出をオレは素直に祝福したい気持ちである。税金から支出される持参金も、国民全員が1円ずつお祝いをあげたと思えばいい。その結婚式に出る人はいったいいくら包むのだろうか?
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