2005年10月02日(日) |
オレもそろそろETCにするぜ! |
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オレは高速道路の料金所が苦手である。その理由はオレが不器用で、釣り銭の小銭を受け取るときにうっかり手がすべって落下させたり、無人の料金所で料金投入口がやたら高い位置に設けてあってゼニを入れにくかったりするからである。左利きのオレにとって、右手での料金受け渡しはかなり困難な行為なのだ。左手で渡せるように左ハンドルのクルマに乗ればいいのだが、そうなると料金所でもっと不便になることは間違いない。
ゼニの出し入れも考えたらかなり面倒である。いちいち財布をズボンの尻ポケットから出して、そこから小銭を投入し、釣り銭が有ればまた財布にしまう。この一連の動作に手間取ってると後ろから激しくクラクションを鳴らされる。大阪のドライバーはいらちが多いので、モタモタしてると後ろから拳銃で撃たれるかも知れないのである。たかが料金所と馬鹿にしてはいけない。大阪では命の危険さえ伴う瞬間なのだ。ついこの間も阪和自動車道で走行中に他のクルマを狙撃する馬鹿がいたように、大阪の高速道路は危険がいっぱいなのである。
それで阪神高速や近畿道、西名阪などではすぐに出せるように回数券を使い、名神高速ではクレジットカードで支払うという方法でなんとかその困難をオレは克服してきたのだ。しかし、回数券は度重なる偽造事件でついに廃止されてしまった。不本意ながら何度かこの夏オレは、阪神高速の正規料金700円を払わされたのである。はっきり言ってこの金額はぼったくりである。しかし、払わないで一般道路を行けば倍以上の時間がかかってしまうのだ。
どうやって少しでも安くすればよいのか、そこでオレはETCにすることを考えた。阪神高速はラッシュ時以外なら10%引きになるらしい。一回乗るごとに70円得することになる。さて、何回乗れば元が取れるのか、オレは価格コムで車載器の値段を検索してみた。最安値のPANASONICのCY-ET805Dならたった6760円だった。阪神高速を100回利用すれば元が取れる計算になる。オレは月に10回は利用するから一年以内で回収できるぜ。もっと車載器が高価でなかなか元が取れないと思っていたのでこの値段は意外だった。とりあえずこの週末は近所のカーショップ巡りをして、価格と取り付け工賃の相場を確認してみよう。
最近のクルマはこのETC車載器を取り付けるスペースが最初から用意されてるらしい。オレの三菱FTO(クリックすると写真が出ます)は1993年に発売された基本設計の古いクルマで、ダッシュボードのデザインも悪くカーナビなんか取り付けるスペースがない。こんなのを買ったとしてどこに付けるんだろうと思いつつ、そんなことはオレの考えることじゃなくて取り付ける店の方が悩むことである。オレは全く悩む必要はないのだ。
我が家にはもう一台、スバルドミンゴという軽自動車の大きさしかない普通車がある。オレはFTOにはETCを搭載するつもりでいるが、こちらには当面付けないでいるつもりだ。その理由だが、このクルマで西名阪を走ると、料金所で400円ではなくてなぜか軽自動車分の料金300円しか取られないことがある。そんなときにオレはわざわざ正直に「このクルマは軽自動車じゃなくて普通車ですよ」と宣言して交通の自然な流れを阻害するような野暮なことはしない。だまって料金を払って走り去っていくだけだ。どんな時にそのミスが発生するのか、オレはよくわかっている。それでいつもミスを誘発するような行為を知らず知らずのうちに心がけている。このオレの行為を「おまえは卑怯だ!」と非難する人もいるかも知れないが、勝手に向こうが間違えてるだけである。オレは黙って500円玉でゼニを払い、200円のおつりを受け取るだけである。もしもETCを付ければ、このラッキーな間違いは発生しないことになる。なんだかもったいないのである。
後日談(オートバックスにて)
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