2005年09月22日(木) |
目指せ甲子園、まっぱだかで走れ! |
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高校野球の世界にはいろんな練習方法がある。勝つためにはさまざまな工夫も必要だ。中にはかなりぶっ飛んだ奇抜な練習があるかも知れないが、それなりに理由があるのだ。
平成15年に創立80周年を迎えた伝統校、私立おかやま山陽高校野球部には「全裸ランニング」という秘密練習があったのである。ここ数年で少なくともその秘密練習は2回行われていたという。オレはまっぱだかの男たちがグラウンドを走るシーンを想像してつまらない心配をしてしまった。「ハダカで走ったらアレがじゃまじゃないのか?」アレというのはもちろんアレである。男性の股間にぶら下がるあの竿と玉である。それがどれほどじゃまなのか、全裸で走ったことのないオレにはわからないのだが、高速で走れば太ももに激しく玉や竿が激突して痛いような気もするのである。その痛みに耐えて走ることと、激突しないようにかわすバランス感覚を磨くことがこの練習の意義なのだろうか。それとも監督が男の裸が乱舞する光景を見たかったという趣味の事情だったのだろうか。そのあたり、ご本人を知らないからなんとも言えない。
さて、この全裸ランニング、男子校ならさほど驚かない。男ばかりならハメをはずして真夜中のプールを真っ裸で泳ぐくらいのことはやりそうである。しかし、おかやま山陽高校は男女共学である。ということはグランドを走るまっぱだかの男たちを女子生徒は目撃したかも知れないのである。どれほどの衝撃を受けただろうか。その瞬間の記憶がトラウマになって一生彼女たちは男性恐怖症に陥るかも知れないのである。まっぱだかでランニングという行為にはそれほどのインパクトがあるのだ。
さて、この秘密練習に関して岡山県高野連は事実確認、つまり「まっぱだかで走らせたのは本当か?」ということと、報告書の提出を求めてるという。この秘密練習を野球部員にやらせた監督は、今年の6月に部員の喫煙などの不祥事を県高野連に報告しなかったとして監督を辞任。8月中旬には下級生に寮の掃除をさせた3年生数人を殴ったことから、9月1日付で依願退職している。沖縄県の無名の県立高校を甲子園出場に導いた手腕を買われて2002年7月におかやま山陽高校の監督に就任したわけだが、そのまっぱだかランニング、もしかして沖縄でもやっていたのだろうか。オレはそれが気になるのである。
もしもまっぱだかで走れば必ず甲子園に行けるのなら、日本中の高校球児が全裸で走り出すのである。もしも部員たちが赤フン一枚身につけていればこの件はお咎めなしだったのだろうか。ブリーフ一丁で走らせるのもかなり間抜けである。どこまで着ていればOKなんだろうか。
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