2005年09月08日(木) |
ヘボ審判、おまえはクビになってくれ! |
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阪神と中日の首位攻防戦、仕事で帰宅するのが遅くなったオレはテレビにかじりついてその行方を見守っていた。金本のソロホームランで阪神が1点先行したが、頼みの綱の藤川が谷繁にフェンス直撃のタイムリー2塁打を打たれて同点、そのときからオレはイライラしていた。それは球審の橘高(きったか)に対してである。
「こいつ、なんで今日はストライクボールの判定がこんなにむちゃくちゃなんや!」
テレビで見ていても明らかにおかしいのである。今岡に向かって投じられた外角いっぱいのきわどい球がストライク。それはいいとして次にもっと外にはずれた明らかにボールの球が今度もストライク。今岡もあきれて橘高の顔を見た。オレもテレビの前で「なんでやねん!」と叫んだ。まるで阪神に恨みでもあるかのような判定がこうして続いた。確かに元阪神の選手で、クビを切られたという事情を持つ橘高が恨みを持っていてもそれはある意味仕方がないわけだが。
プロ野球の世界にはジャンパイア三奉行と呼ばれる巨人寄りの判定をする有名な審判たちがいる。中でも渡田均が巨人戦の主審を務めると巨人の勝率は8割と言われたことがあった。オレは阪神巨人戦の主審がこの男のときはいつもあきらめの境地でテレビの前にいたのである。しかし、今年のように巨人が弱くなってしまうと渡田の神通力も通用しないので最近はおとなしいようだ。
話を元に戻すが今日の阪神−中日戦、勝敗のポイントはすべて審判の微妙な判定だったのである。鳥谷のタイムリー2塁打で2−1と勝ち越した阪神は、さらに9回表に中日の抑えの切り札岩瀬を攻め、2死満塁から関本がライト前にヒットを打つ。二塁走者の中村豊が4点目のホームに滑り込んだ時、追いかけるように空を切った谷繁のミットがタッチしたように(ヘボ審判には)錯覚されたのか「アウト!」の判定。これに中村豊は激怒するがもちろん取り合ってもらえず。
そして9回裏に登板した久保田が招いた無死2・3塁というピンチに谷繁はセカンドゴロ、関本は当然バックホームしたのだが、ベース前で矢野がちゃんとタッチしてるのに今度は「セーフ!」の判定。矢野は「そんな馬鹿な・・・」と天を仰ぎ、怒った平田コーチは橘高主審を突き飛ばした。岡田監督はこの判定を不服として守備についている選手を引き上げさせ、18分間の中断後、平田コーチの退場処分で試合は再開。結局9回裏に中日はさらに1点を入れて3−3の同点、延長戦となった。
延長11回の先頭打者だった中村豊の打球はフラフラと左翼ポールにあたる決勝ホームランとなり、その裏を久保田が抑えて阪神は逃げ切ったのである。なんでもない試合をここまで紛糾させたのは橘高、おまえがヘボ審判だからだ。いいかげんにしやがれ!そして判定への無念さを怒りのエネルギーに変えてホームランを放った中村豊、あんたが今日の最高の殊勲者や!
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