2005年08月30日(火) |
佐賀県民は長崎新幹線に反対します! |
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佐賀県と言えば、邪馬台国があったという説もあり日本史の中で実に重要な役割を果たしてるのに日本の都道府県の中でももっとも知名度が低いと言われる不遇をかこつ県である。佐賀出身のはなわのようにそれを自虐ネタとして歌にするヤツがいるくらいだ。コンビニの前にたむろしてる馬鹿っぽい女子高生に九州の県名を列挙させると、まず佐賀は出てこないだろう。
その佐賀県が、新幹線問題でしっかりと自己主張をしている。九州新幹線長崎ルートに反対してるのだ!オレはこの反対運動を応援したい。博多から長崎は153キロ、ここを特急かもめに乗れば約2時間かかる。もし新幹線が開通したら博多長崎間の所要時間は50分くらいになるのだろうか。佐賀−博多間は今でも特急で最短32分であり、それが仮に25分になったとしても新幹線の短縮効果はさほど大きいとは言えない。しかし、長崎−博多の所要時間が半分になるのは価値があるということで長崎県民は新幹線を熱望し、単なる通過地にされることで佐賀県民は反対してるのである。
しかも佐賀県民には、並行在来線であるJR長崎線の肥前山口−諫早間が第三セクターの経営にされてその赤字を背負わされるというマイナス面もある。それで沿線自治体の住民の多くは新幹線に反対しているのだ。そんなこと当たり前である。オレが佐賀県民ならもちろん反対派に回るだろう。どうしてよその土地の便利さを叶えるために自分たちが犠牲にならないといけないのか。「JR長崎線が第三セクターになれば長崎県民が赤字額すべてを負担し、佐賀県民さまの乗車はすべてタダにいたしますからどうか新幹線の建設を認めていただきとうございます。」と提案してくれば、新幹線の騒音や迷惑を我慢しないこともない。しかし、今のままではあまりにも佐賀県民にとって条件が悪すぎるぜ。
今新幹線に賛成してるのはその利権のおこぼれがもらえる土建屋や政治家の縁者、自分の土地が売れてウハウハというイナカモンドリームの期待をしてるヤツ、そんな連中だけである。何千億も借金してそんなもん作って、それに見合ったリターンがあると思うのは少子高齢化の今の日本のことがちっともわかっていない馬鹿である。
さて、この事態に対してJRはどうすればいいのか。この際、佐賀県を通過せずにいきなり長崎に入るルートに変えてしまえばいいのである。有明海に海底トンネルを掘って直接福岡県と長崎県を結べばいいのである。もちろん並行在来線ではないからJR長崎線は存続で、佐賀県に新幹線はかすりもしないということになる。名案じゃないか。新幹線の建設は地元負担ということで、海底トンネルにかかる莫大な経費はみんな長崎県民に持たせればいい。いったいいくらかかるのだろう。まあ、青函トンネルに比べればたいした工事じゃないが。心配なのは地震や雲仙岳の火山活動なんだがなあ。
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