2005年08月29日(月) |
悪質ドライバーは岡山へ行こう! |
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飲酒運転の罰則は厳しくなった。しかし、それに伴って増加してるのがひき逃げである。飲酒運転で事故を起こした場合、被害者が死亡すれば危険運転致死罪が適用されてかなり思い罰則があるのだが、ひき逃げして飲酒の証拠を隠滅した場合はかなり罰が軽くなるのである。帰宅後にすぐ捕まっても、「帰ってから飲んだ」と開き直ればいいのである。しかも犯人が自分だとバレなかったら罰そのものがないのだ。
そういうわけで、ひき逃げは増加傾向にある。大型トラックなどでは「轢いたことに気づかなかった」と言えばそれだけで「ひき逃げ」でさえもなくなるのである。深夜の道路では目撃者がないことも多く、警察の捜査能力にも限りがある。隠しカメラですべての交通を把握するのでない限り検挙するのは難しい。法律の不備によって悪質ドライバーがますます増加するのだから困ったものだ。ひき逃げの罰則をさらに厳しくて、ひき逃げは「死刑または無期懲役」とでもしてもらわないと困るぜ。
岡山地裁倉敷支部で公判中の死亡ひき逃げ事件で、懲役3年を求刑した検察側に対して裁判官が「軽すぎる」とクレームをつけ、検察側はその後改めて懲役4年を求刑するということがあった。(それでも軽いとオレは思う)弁護側は「公平な裁判ができない」として裁判官忌避を申し立てたが、広島高裁岡山支部はこれを棄却した。公判では遺族が被告に「本当に反省しているのか」と怒鳴る場面もあったという。事件は3月24日に発生しており、21歳の男が自転車に乗る女性をクルマではねてそのまま逃走し、その女性は死亡している。
まずオレはこの悪質なひき逃げに対してたった3年しか求刑しなかった検察官に不審の念を抱くのである。もしかしておまえはその犯人の友達か、あるいは買収でも受けたのかと言いたいのである。これでは普通の死亡事故と同じである。
死亡ひき逃げでも裁判官がクレームをつけなかったら懲役3年の軽い罰で済む岡山県、これは悪質ドライバーにとって天国みたいな土地である。運転が乱暴でしょっちゅう人をはねてるようなドライバーは、今すぐに岡山県に引っ越そう。ひき逃げという悪質な行為に対してさえもこんなに寛大な土地ならば、すぐに出頭するなどの神妙な態度をとれば死亡事故で自分に重大な過失があっても軽い罰で済むのだ。オレのような善良なドライバーから見れば、そんな物騒な土地は走りたくないというのが本音である。
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