2005年08月25日(木) |
誰も叱る大人はいなかったのか? |
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オレはうるさいオッサンである。街を歩いていて傍若無人なクソガキを見ると全然知らないガキでも叱る。空き缶やお菓子の袋を投げ捨てる馬鹿ガキがいると「こらぁ、そこらに捨てるなボケ!」と怒鳴りつける。コンビニの前で地べたに座ってパンツを見せてる女子高生がいたら「そんな汚いもの見せるな!」と叱る。そんな偏屈野郎なのである。もちろんスーパーのエスカレーターで手すりに乗っかって遊んでる馬鹿が居れば「おまえら、アホか!なんちゅう危ないことするんや」と大喝しただろう。
8月24日午後3時40分頃、東京都足立区入谷のスーパー「マルエツ足立入谷店」で、1歳10カ月の幼女が2階に上るエスカレーターの手すりから約4メートル下の床に転落、頭の骨が折れる大けがをするという事故があった。この幼女は母親と一緒にスーパーに来ていたのだが、5歳の兄がエスカレーターの手すりに馬乗りになって遊んでいたのを見て、まねようとして腹ばいになって乗っていたとみられる。母親は当時、1階のパン屋で買い物をしていたという。
手すりの上に腹這いで乗っかった幼女が途中でバランスを崩して転落することは容易に想像できる。なぜ近くにいた大人は誰も止めなかったのか。その幼女が乗っかる前には5歳の男の子が手すりに馬乗りになって遊んでいたのである。それを誰も見なかったということはないはずだ。なぜそこを通りかかった大人が「危ないやんけ!」と止めさせなかったのかとオレは不思議に思うのだ。
幼児と一緒にエスカレーターに乗るとき、オレは必ず乗る時と降りるときは足元に注意して、危険だと思ったらその瞬間は抱っこしてそっと着地させる。足を乗せる部分のあの小さな櫛のようになった部分に子供の指がはさまったらたちまち引きちぎられてしまうだろう。だから大人は用心しないといけないのだ。幼稚園児以下は一人でエスカレーターに乗せてはいけないのである。
この事故で最も自分を責めてるのは娘をケガさせてしまった母親だと思うのだが、この店には幼児を座らせる部分の付いた買い物カートは置いてなかったのかとオレは思うのだ。2歳にも満たないのに一瞬でも目を離すのは心配じゃないか。家の近くをクルマで走るとき、よちよち歩きの幼児が見えるとオレは歩くよりもゆっくりとクルマを走らせる。そばに親が見守ってるとは限らないからだ。ゆっくり運転するオレの姿を認めてあわてて母親が飛んできて詫びることもあるが、オレは別に急いでるわけでもないので気にしない。
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