2005年08月10日(水) |
進めコイズミ、破れかぶれの決戦だ! |
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オレは基本的に野次馬である。何か騒ぎがあると面白いのである。そういう意味では今回の郵政民営化にまつわる一連の政局も面白くて仕方がないのである。郵政民営化で何が変わるかと言えば何も変わらないのかも知れないが、あの特定郵便局とかいう馬鹿息子を世襲で局長にするシステムだけはなんとか廃止してもらいたいと思っている。あと、郵便貯金を廃止して通常の銀行預金と同じ扱いにすることだ。郵貯のゼニを国が勝手に使い放題という状況をなくさないと無意味な公共事業なんかもなくならないだろうし、これが日本の利権構造を変える第一歩になってくれるなら大賛成である。
郵政民営化反対派の連中はその利権構造を守り、集票マシンとしての特定郵便局を守りたいという私利私欲に凝り固まってるわけで、そんなヤツらには大義名分はない。自殺した永岡議員の妻まで担ぎ出して必死で既得権益にしがみつこうとしている実に哀れな連中である。
さて、今回の選挙の見通しだが、自民党内の郵政民営化反対派の連中がそろって民主に鞍替えするという極端な動きなんかがあれば、民主が歴史的大勝利になるだろうし、反対派が猫をかぶって恭順の姿勢を見せれば小泉くん大勝利だろうし、とにかくその反対派の動きがカギを握るのである。ところが新党結成を息巻いていた亀井静香がここに来て急にトーンダウンして「無所属で当選後に公認してもらう」と言いだす始末だ。こいつらは基本的にヘタレである。小泉が破れかぶれの決戦を挑んできてるのに、まだ戦いの準備もできていないのである。もう完全に終わってるのである。
民主党の岡田はここで勝利を収めて総理になれれば、念願の消費税20%に向かって突き進めるだろうから必死だ。オレの憶測では、ジャスコの息子である岡田は小売業界に巨額の益税をもたらす消費税という欠陥システムを最大限に利用するに決まってるのである。益税は消費税5%の時に1〜2%あったと言われる。20%になれば一気に3〜4%の益税が小売業界に転がり込むのである。ジャスコも大儲けである。これはもうやるしかないのである。
もしも本当に政権交代を望むなら、共産党はこの際全部の小選挙区で候補者を立てないことだ。その票のかなりの部分は民主に流れるだろう。社民党はもう終わってるからここでは無視。最後に小泉くん、国民は郵政民営化の意味など何もわかっていないんだよ。特定郵便局の抱える問題とかを知ってるのは一部の人だけだし。その構造改革が将来の日本を変えるのだという明確なビジョンを示さないとだめだ。そんなことがわかってる側近はいるのか?それとも意味もわからずに「民営化」を叫ぶのか。官僚の腐敗と腐った利権にまみれたこの国を構造改革することは実は年金問題なんかよりもはるかに日本にとって重要なことなんだよ。
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