2005年07月29日(金) |
なんでも売ります楽天市場 |
携帯用URL
| |
|
楽天が運営するインターネットのショッピングサイト「楽天市場」を利用した顧客の個人情報が流出した問題で、7月28日、流出した情報は284件に上ることを確認したと楽天側は発表した。通販の方が店で買うよりも安い商品もあるし、店では手に入らないモノが通販で買える場合もある。そういうわけでネットショッピングをオレも時々利用しているのだが、まだ楽天市場は一度も使ったことがなかった。セキュリティが信用に関わる業界で、その最大手の楽天でまさかこんな事件があるとはとオレは驚いている。日本最大のネット上のショッピングモールで、個人情報まで売りに出ていたとしたら笑えない話である。
警視庁は、内部関係者が資料を無断で持ち出したか、外部から何者かが同社のサーバーに侵入した疑いもあるとみて、窃盗や不正アクセス禁止法違反などの容疑で捜査を始めた。もしも内部犯行ならばますますもって顧客の信用を失うわけである。もちろん楽天はその可能性を強く否定しているのだが。旅行サイト「旅の窓口」のホテル予約手数料を一方的に値上げしたために、ライブドアに顧客を奪われつつある楽天が、今回の事件でさらに大きなダメージを受けたことは明白である。
流出した情報は、輸入雑貨販売会社「センターロード」が楽天市場に出している店舗「AMC」で買い物をした顧客の個人情報。住所、氏名、電話番号、生年月日、クレジットカード番号、メールアドレス、購入商品などのデータが含まれていたという。これだけの情報があればクレジットカードの利用できる通販サイトでじゃんじゃん品物が買えてしまうじゃないか。
今のところ流出したクレジットカードの番号が不正使用された形跡はないという。オレは自分の情報が流出して欲しくないから、アンケートや通販の時は必要以外のことは書かないように注意している。懸賞に応募するときはわざと名前の一字を変えておいたりする。その名前でダイレクトメールが届くと「勝手にオレの情報を売りやがったな」とわかるわけだ。
クレジットカードの番号、昔は毎月届く請求の文書にばっちり記載されていたので、郵便物を盗むという方法で入手可能だったわけだが、今はさすがにそういう輩もいることを想定してか番号の一部が×××になっている。オレは毎月送られた明細のすべての項目を、手元に保管してある伝票と照らし合わせて確認してからシュレッダーにかけている。不正請求から自分を守るにはこういう確認作業は面倒だが絶対に必要だぜ。
前の日記 後の日記