2005年07月12日(火) |
どこまでケータイにやらせるんだ? |
携帯用URL
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オレのケータイは電話をするのとメールの送受信程度しか使わない。カメラがついてるがそんな機能はまず使わない。だったらどうしてカメラ付きなのかというと、カメラ付きではないものが選べなかったから仕方なく買っただけのことである。写真を撮るのならデジカメの方がはるかにきれいな画像で撮れる。
ところが世の中にはケータイにいろんなことをやらせるヤツらがいる。オレは先日、知人の家でテレビのリモコンをケータイで操作するのに度肝を抜かれた。オレがリモコンでチャンネルを変えようとしたその一瞬前に、手元のケータイでそいつはチャンネルを変えてしまうのである。自分のボタンを押してるタイミングと、実際に変わるタイミングがシンクロしないので「おかしいなぁ」と思っていると、「これだよ!」とその知人が教えてくれて謎が解けたのである。どうしてそんな意味のない機能まで持たせるのか。そんな機能が必要になるのはリモコンの電池が切れたときくらいで2、3年に一度だ。
今はコンビニの支払いにもケータイが使えるようになったとテレビCMが流れている。おそらくいずれは財布ではなくてケータイを持ち歩く時代が来るのだろう。その結果、街を真っ裸で歩き、クビからヒモでケータイをぶら下げた男女が出現するのだろうか。まるでケータイをぶら下げたサルである。
そんなケータイの多機能化の中で、KDDIは7月11日、JR東日本と提携して自動改札機に携帯電話をかざすとゲートを通り抜けることができる「モバイルSuica(スイカ)」の機能をauブランドの端末に搭載すると発表した。このサービスは来年1月から運用開始とのことである。同様のサービスをNTTドコモやボーダフォンも展開しようとしていて、2006年から始まる番号ポータビリティ(電話会社が変わっても番号はそのまま)と合わせて顧客の囲い込みをおたがいに狙ってるのである。定期は忘れてもケータイを忘れることはないという理由なのだろうか。
確かにオレは出勤するとき、財布を忘れたことは何度もあるが、ケータイを忘れたことはない。財布がなくても一日くらいなんとかなるし、本当に必要ならキャッシュカードで出せばいいだけだが、ケータイの代わりはないから本当に困る。ここまで多機能化したケータイに次はどんな機能を持たせるのか。震動でマッサージするバイブ機能か。いや、それはすでに搭載されている。じゃあ護身用の機能はどうか。痴漢に襲われたときに大きな音を鳴らして助けを呼ぶ緊急ブザー付きケータイ。アンテナが刃物になる仕込みアンテナ付きケータイ。手榴弾になる自爆ケータイ。液体蚊取りの内蔵されたベープケータイ。考えたらいくらでも思いつきそうだぜ。
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