2005年06月25日(土) |
おい鍵田市長、ちゃんと税金を払え! |
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政治家というのはとにかくゼニが掛かるのである。議員であっても首長であっても同様に選挙というのはかなりゼニが掛かる。だからいったん当選すればそのゼニを何倍にもして回収しようとして、ゼニの亡者になるヤツが出るのである。そんなことにならないように、大金持ちだけが議員になればいいのかも知れないが、真の金持ちはそんな面倒な仕事に首を突っ込みたくないのである。ただ、今の日本では議員の給料というのはかなり高い。給料以外に使えるゼニもかなりある。だからいったん当選すれば次の選挙までは安泰となるわけで、オレもどこかの議員になりたいのである。
さて、以前にこの日記で取り上げたことのある奈良市長の鍵田忠兵衛氏だが、父親からの相続税を滞納したあげく、その支払いを免除してもらうという便宜を市の職員にしてもらっていたことが明るみに出た。財政再建を公約にかかげながら、自分は税金を踏み倒していたわけだから批判が出る。
ここでオレが不思議に思うのは、県庁所在地の市長ならかなり給料は高いはずである。少なくともオレよりはずっと多いはずだ。それがなぜたった450万円の税金を払えないのかということである。千葉県にも県会議長の花沢という税金を踏み倒したヤツが居たが、こうした「払わないといけないゼニを踏みたおす」連中の精神構造というのはどうなってるのだろうか。たぶん仲間と一緒に飲みに行ったときに「あっ、オレ財布忘れてきた!」などと言ってそのまま友人にたかるサイテー男のような気がするのである。なぜか友人たち全員の分まで払ってしまうオレのような律儀な人間とは正反対の人種なのである。ある意味、小中学校に増えている「給食費を踏み倒すクソ親たち」と本質的には同じなのである。恥という概念を根本的に持ち合わせない人種なのだ。
さらに踏み倒したその税金の支払いを免除させて脱税を合法化するあたり、市長の権限をフルに活かしてやりたい放題だ。オレならそんな市に対して税金の支払いを敢然と拒否するだろう。「市長がちゃんと払えば払います」と主張するだろう。そんなこと当たり前じゃないか。その滞納市長が不信任決議案に対して議会の解散で応じた。選挙にはどれだけ経費としての税金が使われるかアンタ、わかってるのか?
信念を持って奈良市の財政にダメージを与え続けるこの鍵田市長がもしも出直し選挙に出馬するときはいい選挙スローガンがある。「税金は仲良くみんなで踏み倒せ」脱税市民の圧倒的支持を得ることができるぞ。もしかして奈良市には選挙の当選ラインに到達するくらいの脱税市民がいるのか?
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