2005年06月14日(火) |
ハゲは遺伝だ 気をつけろ! |
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ハゲは遺伝する。それは確かなことだ。オレの周りを見ても親がハゲてるヤツはたいていハゲが進行している。ちなみにオレの父親もハゲだ。オレも頑張ってるが運命には逆らえないのでいつかハゲる日が来るのだろう。もっとも今ではアートネーチャーやアデランスなどの人工毛髪が進歩してるのでさほど心配する必要はないのかも知れないが。
さて、その遺伝の仕組みだが、ドイツ・ボン大学の研究チームが「ハゲの遺伝子」の有力候補の一つを発見し、米専門誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクス7月号(電子版)にこのたび発表した。この遺伝子は男性が母親から受け継ぐX染色体上にあるという。もしもそうなら、父親がハゲなら息子もハゲるという俗説は間違っていて、母方の祖父がハゲなら孫もハゲるということになる。
残念ながらオレの母方の祖父は母がまだ小学生の時に死んでいて、夭折だったからそれから長生きすればハゲたかどうかは全くわからない。だから推理できないわけである。
この研究チームは、40歳以前にハゲ始めた男性のいる家系の血液を分析してみた。その結果、若くしてハゲ始めた人は、X染色体にある男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体遺伝子に変異が目立つことが分かった。研究チームでは「遺伝子変異のため頭皮でアンドロゲンの働きが強まって、髪の毛が抜けやすくなるのではないか」とみているとか。なるほど、だったらそのアンドロゲンの働きを抑えれば髪が抜けにくくなってハゲを食い止めることができるのか。簡単じゃないか。そこまでわかってるのなら、早く「絶対に毛が抜けない薬」を開発してくれ。無理に生やそうなどと贅沢なことは思わない。それよりも、今オレの頭皮を覆う髪の毛がずっと保持できればそれでいい。それだけで十分だ。
しかし、この研究は「結婚」という人生の大きな選択に波紋を呼びそうである。つまり、うっかりハゲ遺伝子を持つ女と結婚してしまったら、息子が将来ハゲるというかわいそうなことが起きるのである。それを防ぐためには必ず結婚する前に相手の女性から両親の写真の提示を受け、恋人の父親がハゲではないことをきっちりと確かめる必要がある。もしもそこに見事なハゲ頭が写っていればどうすればよいのか。息子をハゲという運命に負けない強い男に育てるか、あきらめて他の女を探すかのどちらかである。それにしてもなぜ女はハゲないのだ。そんなの不公平じゃないか。
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