2005年06月13日(月) |
こら日産、もっと株主を大事にしろ! |
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オレの手元に日産自動車の株主総会の招集通知が届いた。ざっと目を通したが、取締役の報酬を見てオレはびっくりした。いくら業績が上がってるといってもこりゃないだろう。取締役7人の合計で18億2200万円、一人平均2億6000万とは何事だ!あまりにも高額すぎるじゃないか。ここはアメリカじゃなくて日本なんだ。日本企業ならそれなりの水準というものがあるだろう。これではあまりにももらいすぎだ。
同業他社の取締役の平均報酬と比較してみても日産の報酬は高すぎる。例えば年間の利益が1兆円を超えるという、世界に冠たるトヨタ自動車でさえも平均3500万円(これは逆に安すぎるかも知れないが)なのだ。ホンダは3220万、三菱なんかは経営再建中だから無報酬でもいいくらいだが1492万となる。日産だけが突出して高いのである。これは明らかにゼニの使い方が間違ってる。だからその好調な業績が株価にちっとも反映しないのである。
自動車各社の株価を高い順に並べてみると、2005年の6月10日現在で
ホンダ 5320円
トヨタ 3830円
スズキ 1715円
日産 1070円
ダイハツ 834円
富士重工 441円
マツダ 397円
三菱 141円
となる。経営再建中の三菱が最下位で、外国人に人気のあるホンダが1位というのは納得がいく。しかし、日産の株価がスズキよりも下でトヨタの1/3以下というのは明らかに安すぎる。手元にある会社四季報プロを見ても、日産の理論株価は2058円とあるのだ。その半値程度の株価水準に低迷してるのはゼニの使い方が間違ってるのである。
この際、日産には株主重視の方針をどんどん打ち出してもらって、オレのような個人投資家が喜んで日産に投資し、ついでにその利益で日産車を購入するようなプランを実行すべきだ。ゴーンが仏ルノーに復帰した後を任された志賀COOにはその姿勢が求められるのである。
まず、配当を今の年間29円(配当利回り年間2.71%)から一気に50円にしろ。これで一気に株価は倍に跳ね上がるだろう。ついでに株主には日産車が5割引で購入できる割引チケットを配布してくれ。オレはその割引チケットでフェアレディZを買うぜ。今乗ってる三菱FTOの次にベンツSLKを買うかホンダS2000を買うかで迷っていたのだが、株主優待があるなら日産車にするぜ。
それにしても日産は国内第2位の座に甘んじるのではなく、トヨタを一気に追い越すくらいの気合いはないのか。てめえら取締役が自分たちの報酬のことしか考えてないから負けるんだぜ。
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