2005年06月10日(金) |
た、助けてくれ!胃が痛いのじゃ |
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オレは胃痛持ちだ。オレがこの痛みを最初に感じたのはなんと小学5年生の頃に遡る。それからもずっとオレは胃痛に苦しめられてきたのだ。オレの人生の大部分は胃痛とともに存在したと言っても過言ではない。神経性胃炎とか慢性胃炎とか診断されながらなんとか胃薬を飲んで持ちこたえてきたが、平成2年の冬にオレは吐血して倒れる。十二指腸潰瘍と診断され、入院することになったのである。長いことオレを苦しめ続けたものの正体がやっと明らかになったのだ。
3週間の入院の後、オレには長い通院生活が待っていた。とてつもない量の薬をもらい、それを全部飲んだ結果、食欲は全く無くなりメシが不味くて困った。それを医師に訴えるとまた薬が増えた。ある日、オレは偶然手に入れた「病院の薬がわかる本」で自分がもらっていた薬を調べてみた。すると、「胃酸の分泌を抑える薬」と、その正反対の「胃の働きを活発にする薬」が含まれていたことがわかったのである。試しにその両方を同時にやめてみた。すると、オレには食欲とおいしい食事が戻ってきたのである。そのヤブ病院には二度と掛からないことをオレは誓った。
それからのオレは、少し胃痛を覚えると市販の胃薬に頼った。いろいろ飲み比べてみて「新フジサワ胃腸薬グリーン」というヤツが劇的に効くことがわかった。残念ながらそれ以外のものはほとんど効かなかった。さっそくオレはその胃腸薬グリーンを大量に購入したのである。症状そのものは一進一退で、何ヶ月も痛くない時もあれば、眠れぬ夜が続く苦しい時期もあった。しかし、どんなときもこの胃腸薬グリーンを飲むと痛みはスーッと治まったのである。しかし、昨年その胃腸薬グリーンは突如ドラッグストアから姿を消した。生産終了だった。
オレは新たな薬探しに追われることとなった。胃腸薬グリーンの成分は手元に記録してある。いろんな薬のパッケージをよく読んで、その成分とできるだけ近いものを選んで試すことにした。そしてついに「新マミオス胃腸薬」という代替薬を発見したのだ。値段も胃腸薬グリーンよりも安かった。飲んだらちゃんと効いた。安堵したオレは、ある時に大量に確保するという大切なことをうっかり忘れていた。
さて、薬が切れたので買おうと思って出かけた同じ店にその「新マミオス胃腸薬」はもうなかった。他の店を何軒も回ったがどこにもない。オレは再び胃薬難民となってしまった。夜中に突如胃の痛みで目が覚める。「キャベジン」や「ガスター10」はオレにはちっとも効かない。ああ、どうして見つけた時に死ぬまでの分を買わなかったのだろうか。誰かオレを助けてくれ!胃が痛いのじゃ。
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