2005年05月29日(日) |
50分間ずっとカラダを触り続けた変態男 |
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公安調査庁という法務省の外局がある。破壊活動防止法に基づいて、暴力主義的破壊活動を行う危険性のある団体について調査し、調査の結果,規制の必要があると認められる場合にはその団体の活動制限や解散の指定などの規制処分の請求を公安審査委員会に対して行うそうだ。まあオウム真理教を長く野放しにしていたことを見ればこいつらがたいして働いていないことはよくわかるが。調査と称して街をブラブラひまつぶしするだけの気楽な調査官もいたのかも知れないなあ。
ひまつぶしするだけならまだいい。中には痴漢行為にいそしむヤツもいる。
もしかして女性のカラダに触ってその中身を「調査」していたのかい? そんなことはしかるべき場所でゼニを払ってしてくれ。
大阪府警東署は5月27日、強制わいせつの現行犯で、公安調査庁京都公安調査事務所の上席調査官、内藤龍二容疑者(40歳)を逮捕した。この男は京阪電車の特急に乗ってる間ずっと隣の席の女性を触り続けていたのである。始発から終点まで50分間ずっとだ。「女性の胸が腕に当たり、自分の彼女と一緒に電車に乗っているような気分になった」と供述。「行為がエスカレートしてしまった」と容疑を認めているという。
京阪特急はオレも学生時代によく利用していた。いつも始発の淀屋橋か三条(当時は出町柳までは完成していなかった)から乗っていたのだが、小柄な美少年だったオレが二人がけになってるシートの窓側に座ると、通路側の席にはなぜか女性が後から座ってくることが多かった。きっとむくつけきオッサンの隣よりもオレのようなイケメンの隣に座りたかったのだろう。大阪への帰路、七条からはいつも京都女子大の学生が大量に乗り込んできて車内は華やかな雰囲気になった。京橋までは40分近くノンストップだったので美人が隣に座ると嬉しくて有頂天になって・・・と言いたいのだが、オレはたいてい疲れて眠っていたのである。今から思えばもったいなくて涙が出そうである。
そのノンストップの区間で、狙った相手の隣の席に座って長時間襲い続ける痴漢は昔からいた。このオレを女と間違えて襲ったオッサンもいた。後にオレは京都のある大学に通っていた女性と付き合うことになったが、その彼女からも「ずっと触られ続けた」体験談を聞いたことがある。それが嫌でできるだけ女性の隣を選んで座ったのだという。とにかく長時間逃れようがない状況だったと彼女は告白した。スカートをはいていたので下着の中に指を入れられたことも何度もあったという。そんな痴漢野郎がオレは絶対に許せなかった。オレの彼女に触っていたというだけでその罪は万死に値する。触ってもいいのはオレだけだ。
あれから20年以上経ったのだが、阪急や京阪の特急に出没する痴漢たちは今も残存していたのである。この捕まったオッサンもきっと常習犯だろう。あの特急では車内検札もあるんだが、車掌は痴漢を見抜けないのかねえ。座ってる組み合わせをみればそれが痴漢野郎と被害者であるくらいすぐにわかると思うのだがなあ。
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