2005年05月27日(金) |
なんだこの壊れたプリンタは! |
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出張の時に持参する必要があって、小さなプリンタを探していた。その場合選択肢はかなり限られてしまう。そんな時に、弁当箱くらいの大きさの小型軽量プリンタであるCanon PIXUS 80i が私の行きつけのアウトレット店でなんと18000円で売られてるのを発見して思わずオレは買うことにした。この商品の実売価格は2万円台半ばのはずである。この安さの理由は「開封品」ということだった。
翌日、職場で梱包を解いてさっそくシャープのノートPCに接続してみた。電源を入れ、インクカートリッジを装着してちゃんと動くようにして、ノートPCには付属のCDでプリンタドライバを組み込み、さあ試しにと文書を印刷してみたところ、全く印字しない。印刷開始までにやたら時間が掛かり、やっと動き出したと思ったら真っ白な紙がそのまま出てくるのだ。もしかしたらヘッドのクリーニングが足りないのかと思って再度繰り返してみたのだが何度やっても効果はない。
ただ、そのプリンタはかなりおかしかったのだ。というのは、フタを開いたところにある茶色のアクリル製のカバーには、まるでやすりでこすったようなかなりの傷がついていて、左側のシールは表面の文字がこすれて消えている。まるで一年くらい使用していたような雰囲気なのだ。オレが買ったのはあくまで「未使用開封品」であって「中古品」ではない。購入時にも「中古」という説明は全くなかった。しかし、この二つの状況は明らかにこのプリンタが長期間使用されていた可能性を示している。だとすればオレは騙されたことになる。
何度試しても全く印刷できないので、オレは購入した店に電話を掛けてみた。「開封品ということで購入したのですが、中古品じゃないのですか?」「アクリル製のカバーにある擦り傷は購入時に全く説明を受けていないのですが」すると店の方では、持参すれば返金に応じるとのことだった。帰宅時にオレはそのアウトレット店に立ち寄って商品を見せた。そのひどい擦り傷を見せると店員は納得して返金に応じてくれた。クレジットカードで購入したのに、返金伝票を切るのではなくてではなくて現金をそのまま返してもらった。(カードのポイントが貯まるのでラッキー!)こういうときにやたらキレまくって店員を罵倒するガラの悪い客もいるみたいだが、オレのような紳士はそんなことでいちいち腹を立てたりしない。金持ちケンカせずである。
しかし、プリンタはどうしても必要なのである。結局、その店で上位機種のCanon PIXUS 90i を26500円で購入することにした。今度は箱に入った新品である。さて、明日はもう一度プリンタのセットアップをしないといけない。でも、なんとか出張には間に合いそうだ。
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