2005年05月05日(木) |
世界の中心で納豆の撲滅を叫ぶ! |
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国産大豆の価格が上昇しているらしい。昨年台風が相次いで上陸したために不作になったことが最大の原因で、前年比で29%も収穫量が減少したあおりで大豆の平均落札価格は昨年比1.6倍、一昨年から比べれば実に4.5倍にも上昇しているのだ。とにかく極端な品薄で、豆腐メーカーや納豆メーカーは国産大豆を集めるのに苦しんでいるのである。
これは豆腐好きのオレにとって放置できない事態である。こうなると豆腐か納豆か、いずれかの食品を守ってもう一方を切り捨てる以外に対策は考えられないのである。そこでオレが提案するのは国産大豆の納豆製造への転用禁止だ。貴重な国産大豆を納豆に使用するのはあまりにももったいないのである。ここは納豆を犠牲にしてでも豆腐を守って欲しいのである。
豆腐と納豆、この二つを比較してみればどちらがより重要な食品なのかは一目瞭然である。どうしても納豆を生産したかったらあきらめてアメリカ産の輸入大豆で作ればいいのである。アメリカには日本の納豆向けの小粒大豆をわざわざ作ってくれる農家もあるそうだ。そこから供給してもらえばいいのである。
オレは豆腐が大好きで、冬の風物詩である京都の湯豆腐はオレの大好物だ。当然のことだが油揚げもがんもどきも好きなのである。関係ないが胡麻豆腐も好きだ。だが納豆はオレの食生活の中には存在しない。関西人であるオレにはそもそも納豆を食う習慣はない。喰わず嫌いではないのだ。大学に進学して生協の食堂で生まれて初めて納豆を目撃したオレは、豆だから喰えると思って果敢にもチャレンジしたのだ。口に入れた瞬間、オレはその考えが甘かったことに気づいた。それはオレの想像を超えた味だった。
「ぐわっ!なんだこの臭いは!」
「なんだこの変な味は!」
オレは二度とこの別世界の食い物を口にしなかった。当然のことだが「うまい棒」の納豆味も嫌いだ。納豆の仲間でオレが食べられるのは甘納豆だけだ。豆腐にしたらこんなにおいしい大豆を、こんな変な食い物にしてしかも腐らせちまって、かわいそうに糸を引いてるじゃないか。こんな残酷なことをして、丹精こめて大豆を作ったお百姓さんに対して申し訳ないと思わないのか。ひどいじゃないか。
大豆不足の今、納豆のような食品は大幅に制限して、貴重な国産大豆は豆腐にしか使えないというルールを定めてくれ。高くてもいい。国産大豆100%で作った豆腐をオレは喰いたい。オレが喰うための豆腐をきちっと確保して欲しい。納豆などどうでもいい。世界の中心でオレは納豆の撲滅を叫びたい。豆腐バンザイ!納豆の製造はいますぐ非合法にしてくれ!
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