2005年05月04日(水) |
503万円をプレゼントしたのは誰だ? |
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5月3日午前11時頃、京都市上京区のアパートで私立大1年の男子学生(18歳)が自室の郵便受けで、茶封筒に入った現金503万円を見つけ、びっくりしてすぐに京都府警西陣署大宮頭交番に届けるという事件が起きた。西陣署では拾得物として持ち主を探しているという。なんだか学生の与太話みたいな事件である。
「いま手元に500万円あったらどうする?」
「海外旅行する」
「クルマ買う」
「全部キャバクラで使う」
などと冗談半分の話題に出てきそうなことが本当に起きたわけである。今頃その学生は友人たちからの半年後の飲み会の誘いを断るのに大変なのではないだろうか。
封筒に入っていた現金はすべて1万円札で、新券と旧券が交ざり、約100万円ずつ輪ゴムなどで束になっていたという。封筒には封がしてなかった。前夜7時ごろに郵便受けを見た際は何も入っていなかったそうで、この現金投げ入れ事件のせいでのんびり朝11時頃まで爆睡しているというこの学生の日常生活の秘密まで暴かれてしまったのである。
さて、オレはこのゼニを意図的にこの学生に渡されたものだと推理する。つまり、巧妙に仕組まれた贈与という解釈だ。現金500万をプレゼントした場合、通常なら贈与税が掛かる。503万円ならなんと58.6万もの贈与税が掛かるのだ。ひどい話である。おじいちゃんからお小遣い500万もらったら、ちゃんと贈与税を払わないと脱税になるのである。贈与税を払いたくないので死ぬまで財産を持っていれば今度は相続税をぼったくられる。とにかく金持ちは大変なのである。
オレは将来金持ちになる予定なので、相続税や贈与税の仕組みについてはかなり研究しているつもりである。今オレが考えてる脱税の方法は、大学に通う息子に「仕送り」という形で、生活費以上の金額をじゃんじゃん送ってしまって資産の移転をはかるという作戦である。毎月100万送れば4年間で4800万円の資産を移転させることが可能だ。
しかし月100万というのは多すぎて怪しまれる可能性が大なのである。生前贈与とみなされればたちまち税金をぼったくられる。じゃあどうすればいいのか。この「現金投げ入れ」という方法があったのである。どんな大きな金額でも「心当たりがありません」「知りません」と言えば遺失物扱いにしてもらえ、半年後には確実に受け取ることが可能なのだ。しかもこれは全くの合法である。などとオレはゲスの勘ぐりをしてしまったのだが、真相はどういうことなのかとかなり興味が湧くのである。
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