2005年04月02日(土) |
手抜きくん、あんたの名前を教えろよ |
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都市再生機構(旧都市基盤整備公団)が1989〜1993年のバブル絶頂期にバカ高い価格で分譲したマンションが東京都八王子市にあった。全46棟、919戸だからかなり大規模である。ところがこのマンション群はとんでもない手抜き工事オンパレードの欠陥マンションだった。その最初の兆候は住人達が雨漏りや壁のひび割れに悩んでいたことからあらわれた。10年目の大規模修繕の際には次々と重大な手抜き工事が発見された。今、住民は他のマンションに避難させられて、どれほどあるのかわからない欠陥の全貌を調査中である。
これらの欠陥には鉄筋の本数不足や耐震性の不足など、居住環境として危険な水準のものもあり、補修ではとうてい対応不可能で建て直し以上の金額が掛かってしまうらしい。住民たちの結成する管理組合が部分補修ではなく粘り強く全面建て替えを訴えた結果、ついに機構側は折れて全体の半数近い20棟を取り壊して建設をやり直すことを決めた。
鉄筋コンクリートの建物を建設から15年も経たずにぶちこわして建て直しさせるのだから実にもったいないことである。そのために掛かる費用は、当初建設費の3倍、約600億円だという。これらの欠陥マンションを建てた業者は、準大手の東急建設、中堅の東亜建設工業や北野建設など約15社で、都市再生機構は、既に倒産した1社を除く残りの14社を6か月の指名停止処分とした。
そんな程度のことでこいつらへのペナルティになるのかなぁ。ここにあげた3社以外の業者名もすべて公表し、手抜き工事で儲けたヤツらということでさらし者にして株価も暴落させ、工事の関係者や会社の幹部を全員刑務所にぶち込んで、ついでに支払った建設費も全額返させてはじめてペナルティを与えたことになるんだぜ。指名停止なんて甘すぎるぜ。手抜き工事で利益を得る行為は詐欺罪として認定すべきだとオレは思ってるし、そのためにマンションが崩れて人が死ねば、殺人罪を適用すべきである。阪神大震災でも某社のマンションではかなり犠牲が出たそうじゃないか。
都市再生機構はこの費用600億円を建設業者36社に請求しているが、「責任はない」などとする業者側の支払い拒否にあって、これまでに回収できたのは3億円弱にとどまっているという。この際、払った払わなかったで一覧表を作って公開してくれよ。取り壊しも建て直しの工事も、この各社に責任を持たせてタダ働きさせればいいじゃないか。おっと、こいつらにはまともなマンションを建てる能力がないからダメか。それなのによく建設業者の看板かけて商売してるなあ。恥ずかしくないのか。
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