2005年03月29日(火) |
こらドコモ、最後まで責任持たんかい! |
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NTTドコモから「親展」「重要」と朱く印字された封書が届いた。その中には「PHSサービス新規お申し込み受付終了のお知らせ」という紙片と、携帯電話購入割引クーポン券が入っていた。
拝啓
平素は弊社サービス・商品をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。NTTドコモグループでは、お客様のニーズにお応えすべく多様な「PHSサービス」の開発・提供に努めてまいりましたが、携帯電話サービスの低料金化や多機能化等に伴い、お客様の減少傾向が今後も続くものと予想されることから、平成17年4月30日をもちまして、「PHSサービス」の新規お申し込み受付を終了させていただきますのでお知らせいたします。何卒、ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。中略 いずれ将来的には「PHSサービス」終了についても検討を進めて参る必要があると存じますが、何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。敬具 平成17年3月 NTTドコモグループ
実はオレは自分名義のPHSを一台所有していて、それを家族に使わせている。ファミリー割引という仕組みで安くなっていて、月々わずか1500円ほどの料金で済んでいる。それがいずれ使えなくなるということである。これはかなり困ったことである。PHSをFOMAかmova(どちらもNTTドコモの提供する携帯電話サービスの名称)に変更しないといけないのだ。もちろん料金はかなり上昇する。送付されてきたパンフによると、最も安い料金コースで割引を最大限に使っても2530円といまより1000円近く高くなるのである。これはかなりの出費だ。年間にすると1万2000円になる。
電話機本体も買い換えないといけない。ご購入割引クーポン券には、FOMAの場合最大20000円割引とある。ということはそれよりも高い機種なら差額を自己負担せよということか。しかもこのクーポンが使えるのはいわゆる安売り店ではなくて、割高なドコモショップだけなのである。そうなると2万円以下の選択肢はぐっと狭まってしまう。
NTT側の一方的な事情で、客であるこちらは現在のPHSの契約を解約して、新たにFOMAかmovaの契約を結ばされるわけだが、新規の契約事務手数料が無料になることを「特典2」と書いている。アホか。そんなこと当たり前やろ!何が特典じゃ。そっちの都合に客が合わせたってるんや。タダにするのが当然やろ。それを何が「特典」じゃ。ふざけるのもエエ加減にせんかいこの無礼者め。
同封されたクーポン券には期限が9月30日までと記載されている。ということは、この期限を過ぎたら有料なのか?こんなもんも無期限にすべきだろう。PHSサービス最後の日まで責任を持って交換に応じるのが当然の義務じゃないか。しかも2万円以下などとケチなこと言わずに、どんな高価な機種でもOKにしないとだめだ。何度も繰り返すがそっちの都合を客に押しつけるなということだ。そんな商売の仕方だから他の会社に追い上げられるんだ。
この一方的で高圧的で理不尽な要請に応じて契約を変更すれば、電話番号が変わるしメールアドレスも変わる。一つ一つものすごく面倒なのだ。その変更を友人に通知する手間はこちらが負うわけだ。それは金銭に換算不能な損害だ。オレなどは登録されてるメルアドが少ないからまだいいが、もしも女のメルアドを数百人登録している遊び人なら大変な手間だぜ。その余計な手間を掛けさせたことに対して、せめて一年間基本料金タダくらいのお詫びをすべきだろう。それが顧客への誠意ある対応だ。
もしもオレがライバル社の幹部なら、この機会に客を奪い取るために「NTTのPHSからの変更は無料」というキャンペーンをやるね。NTTが「電話加入権」という膨大な客の資産を無価値にしたことでオレはかなり頭に来ていたのだが、今回のPHS始末にも同様の怒りを覚えた次第だ。どうやらドコモの携帯をやめるいい潮時かも知れないなあ。他社の携帯に変えたときに番号を引き継げるようになるのはいったいいつからなんだ。早くしてくれよ!
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