2005年03月30日(水) |
不人気球団ワースト1はどこだ? |
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新規参入の2球団と合併球団を加えた今年のプロ野球ペナントレースでオレが一番注目してるのはなんといっても観客の実数発表である。どう考えても1000人以下だろうというヤフーBBスタジアイムのオリックス公式戦が1万人と発表されたり、空席がたっぷりある東京ドームが5万5000人と発表されることはなくなるのである。熱狂的なファンが日本一の収容人数である甲子園球場に詰めかけるわが阪神タイガースが、これで観客動員日本一になることは間違いない。
しかし、他球団がこの事態に対して何もしていないわけではない。4月5〜7日の神宮球場での開幕戦をヤクルトは「開幕ダッシュキャンペーン」と題して、全席を半額で売り出したのだ。少しでも多くの観客を呼び込み、リピーターを増やそうとの作戦である。
ところが、半額にしても入場券の売れ行きはイマイチ、50%ほどしか売れていないという。球界を代表するジェントルマン古田敦也氏など、人気選手に恵まれたはずのヤクルトでなぜこんなに売れ残るのか。対戦相手は中日である。もしもこれが対阪神のカードなら何の心配もなくチケットは完売しただろう。神宮でのヤクルト−阪神戦の観客の9割は阪神ファンという説もあるくらいだ。残念ながら中日は阪神と違って、優勝争いをしていてもお膝元のナゴヤドームをなかなか満員にできない不人気球団なのである。そして名古屋以外にはほとんどファンが存在しないのである。大阪に住むオレのまわりには中日ファンは皆無だ。(巨人ファンはかなり存在する)
一方、この半額キャンペーンに対して、中日側はかなり怒ってるという。「対戦相手が中日だと客が入らない」と決めつけられたことへの不快感である。しかし、事実としてチケットは売れていないわけだからお互い様である。文句があるなら客を連れてこいと言いたい。昨年、日本一観客数の少なかったのは広島カープである。これは本拠地の都市の規模が小さいことと、ここ数年成績が低迷していることが理由だろう。
さて、新規参入組はどうなるのだろうか。楽天の本拠地であるフルキャストスタジアムがある仙台の4月はかなり寒いということを東北出身の方から聞いた。そこでナイター観戦する客はあまりの寒さに二度と来ないかも知れない。閑古鳥の鳴くガラガラのスタンドのあちこちでたき火していたりして。大阪ドームにやってくるオリックス・バファローズはどうか?仰木監督のファンであるオレは個人的に応援したい気がする。もしも観客動員が伸びれば、大阪ドームの赤字問題解決にもつながるわけだ。さて、日本一の不人気球団はどこになるのか。今年はこの実数発表でかなり楽しめそうである。
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