2005年03月22日(火) |
かわいそうな男女にお恵みを! |
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松山市の補助金などで運営する松山市職員共済会(会員3900人)が、未婚の職員に対してもなぜか「結婚祝い金」を支払っていることが3月19日分かった。この祝い金の制度は、本来は結婚時に8万円、結婚15年目に5万円、25年目に8万円がそれぞれ支給されることになっている。つまり、25歳で結婚したとすれば50歳になるまでに21万円もらえるのだ。
その程度のお祝い金の制度はどこの自治体でもあるだろう。オレもかつては公務員だったがやはりこの結婚祝い金という仕組みがあった。かなりの金額だったので、何度も結婚・離婚・結婚と繰り返せばその都度この祝い金をもらえるのだろうかと半ば冗談で思ったくらいである。もちろん結婚祝い金だから結婚しないと当然もらえない。
ところが松山市では、昭和53年から結婚しないでオッサンやおばはんになってしまった職員にもこの結婚祝い金相当額を支給することにしていたのである。職員として採用後15年目と25年目に分けて合計13万円(独身慰労金?)が支給されていたという。共済会の事務局では「職員間の不公平をなくそうとして決めた」としている。未婚者が結婚祝い金をもらえないことが不公平とは、平等主義のはき違えもはなはだしい。結婚にはゼニも掛かればいろんな新たなストレスも発生する。そういうことへの慰労も含めての祝い金なのだ。一定期間勤めたらみんなもらえるのなら、祝い金の意味がないだろう。
もしもこのゼニが「結婚できないあなたにもお情けであげます!」なんて意味ならもらうこと自体が屈辱だぜ。なんてふざけた制度なんだ。人を馬鹿にするにもほどがある。松山市ではもしかして、子供が生まれたときに支給される祝い金も「不公平にならないように子供のない方にも差し上げましょう」だったりして。子供の数はどう判断してるんだ。もしかして、子供の数で祝い金の金額が異なるのは不公平だ、なんて言ってるんじゃないのか。
この松山市職員共済会は市の補助金と市職員の掛け金で運営されており、市と職員の負担の割合は1.8:1で、実に64%が税金からの補助である。そのゼニをこうして市職員にばらまいていたのだ。ただ松山市民というだけで、市職員の結婚祝い金や、独身慰労金まで税金という名目でぼったくられていたのである。オレが松山に住んでいればこんな理不尽なことは断固として許さないぜ。お祝いならてめえらのゼニでやってくれ。オレはそんなもん払わないぞ。
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