2005年03月13日(日) |
ほりえもん、ニッポン放送を焦土から救え! |
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ライブドアによるニッポン放送株の買い占め、フジテレビによるニッポン放送株の公開買い付けに関するニュースでこの一ヶ月、単なる野次馬のオレはかなり楽しませてもらった。さすがにニッポン放送株やライブドア株に手出しする気にはなれなかったが。一日のうちにどんな動きがあるか予想もつかない株はリスクが大きすぎるからだ。
フジテレビへの新株予約権の発行という卑怯な戦術で一度は絶体絶命と思われたライブドア側が、東京地裁に発行差し止めの仮処分を認めさせた時点でまたまた生き返った。株式投資に全く興味がない人まで巻き込んで今や日本中の人がこの成り行きに注目してるのである。これだけ話題を提供してくれたというだけでもマスコミ各社はライブドアの堀江社長に感謝すべきだろう。
しかし、オレは毎日新聞を読んでいてあきれてしまった。そこには、「焦土作戦」というフジテレビ側の対応策が書かれていたからだ。戦争で敵に占領されそうになった時に、利用されないようにすべてを破壊して撤退していく戦術を「焦土作戦」と呼ぶのだが、フジテレビはライブドアの軍門に下ることになるニッポン放送の企業価値を失わせ、買収するメリットをなくしてしまおうという禁じ手を繰り出そうとしているのである。子会社や利益を生み出す保有資産をどんどん売却して、一時的には利益があっても、長い目で見ればマイナスになるようなことを推し進めようとしているのだ。なんてやり方が汚いんだ!
ニッポン放送の社員たちが「ライブドアには買収されたくない」と運動しているそうだが、てめえらのボスは会社を「焦土」にしてから敵に引き渡そうとしてるんだ。あんたたち社員を黒コゲの死体にしてから敵に買わせようとしてるんだ。そんなボスに対して忠誠心を見せてどうするんだ。もしかして、会社のために焼かれたら本望なのか?てめえら社員が勝手に浪花節的精神を発揮したところで、フジテレビ側から見ればニッポン放送なんてただの面子を守るための道具に過ぎないんだ。そんなこともわからんのか。それよりも今のうちに社内で「親堀江派」を旗揚げしておいた方がいいぞ。今の状況を見ればフジテレビよりもライブドアの方がかなり有利じゃないか。オレがニッポン放送の社員ならば、沈みゆく船と心中するじゃなくて、新しい船長の手腕に期待するなあ。
ほりえもん、焦土からニッポン放送を救え。社員に檄を飛ばせ!「六本木の高層マンションで美女を侍らせる生活をしたくないか?」と。しかしこの仮処分申請、地裁高裁は認めてもどうせ最高裁で跳ね返されるんだろうな。それが昔からの日本社会のお約束だからなあ。
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