2005年03月12日(土) |
オッパイを揉んで辞めた国会議員 |
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酔っぱらっていきなり通りすがりの女性に抱きついたりするのがまっとうな人間のやることだとはオレには思えない。まっとうな人間は泥酔してもまっとうな人間であり、変態は素面(しらふ)の時も変態であるというのがオレの持論だ。そういう意味で、六本木の路上で深夜に女性にいきなり抱きついて乳を揉んだ中西一善衆議院議員は、実生活でも変態だったのではないかとオレは推測してしまうのである。以下はいくつかのネット上の記述を元にしてオレが現場を再現したものである。
「いきなり変なオッサンに抱きつかれて服の中に手を入れられ、ナマ乳を揉まれた」という女性からの訴えに基づいて数人の警官が出動、現場近くのスナックで酒を飲んでいたオッサンに声を掛けた。「わいせつの嫌疑でちょっと聴きたいことがあるので、外に出てもらえますか」 男は「おれは何もしていない」と容疑を否認したという。警官はそのオッサンをそのまま麻布署に同行して取り調べに入った。取調室でオッサンは「何だ」と不機嫌そうな顔をし、「私には不逮捕特権がある」とつぶやいたという。
確かに国会会期中の議員には不逮捕特権がある。その会期中の深夜に何を気楽に飲み歩いてるんだ馬鹿。どうせ陣笠議員のおまえには野次を飛ばすくらいしか能がないんだろう。署員に促されて紙に書いた名前は「衆議院議員・中西一善」だった。議員バッジはつけておらず、身分を証明するものは何も持っていない。署員は中西議員の名をだれも知らなかった。オレもこの事件でその馬鹿を初めて知ったくらいだから警官が特に無知だったというわけではない。1人の署員がパソコンを開き、インターネットで検索を始めてホームページ上に「中西議員」の顔が映し出された。
「うわっ本物だ!」
現職国会議員の痴漢行為ということで、所轄署の夜間当直で処理できる案件ではなくなり、まず署長に連絡。さらに本部の捜査1課に応援を仰いだ。明け方までに捜査1課長はじめ幹部が大集結したのである。「酒に酔っているので覚えていない」と否認する中西議員に対して「では、飲酒検知をしましょう。先生もお立場があるでしょう。きちんとしてください」と捜査員が詰め寄って調べた結果は泥酔と言えるものではなかった。捜査員に諭され、渋々容疑を認めたという。
この馬鹿は選挙運動の時は自分の名前に引っかけて「一日一善」と繰り返したという。実際は一善ではなくて一淫だったわけである。弁護士がすぐに駆けつけ、被害女性に示談の申し入れを行い、告訴取り下げにこぎつけて中西議員が釈放されたのはなんと逮捕から18時間後だった。
乳を揉んで議員を辞めた男、中西一善。こんな馬鹿がいたということをオレは決して忘れないよ。楽しませてくれてありがとう。乳揉みの示談金はいったいいくらだったんだ?
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